写真出典:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/design/?link_id=sbnv
自動車メーカーは新型を発売するときには予約を受け付けています。このときには試乗車は用意されていないことが多く、カタログ販売となります。そこで雑誌・サイトの試乗記を参考にしたりするのですが、モータージャーナリストは欠点を書かずに「ゴマスリ記事」ばかり。そこで一般顧客が出来る防衛策を考えます。
CX-3の時、早々に欠点を改善する動きが出ていましたので、CX-5も確認する方法を考えていきます。それも他人の基準でなく、自分独自の基準で見る方法を見つけましょう。
☚【新型マツダ・CX-5に乗る(1)】試乗車なし!GVCを試乗する[1]
CX-3の試乗
■ディーゼル・エンジンの音を聞く
小ぶりな「SUVスタイルの背の高い箱型ワゴン」と言うべきジャンルの定かではない、新しいコンセプトで造られたこの車に乗っている、マツダご自慢のディーゼルエンジンの音を聞きます。エンジンを始動してからいったん車外に出てその音を確かめます。確かにディーゼルの音です。「カタカタ・・・」と聞きなれたディーゼルエンジンの音です。しかし、それはかなり静かな音でガソリン車と比較しても「ディーゼルだから当たり前でしょ」と言える音量です。
進歩しているなと感じさせるのは、40年ほど前ベンツ、BMWなどのディーゼル車が輸入され始めたころ、聞いた音に対して、「車が小さいからかな?」と錯覚させるほど静かになっているのです。1.5Lターボディーゼルは排気タービンが消音に貢献しているかと思わせるほど、ガソリン車になじんできた日本人にもなじめるレベルです。
出典:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/feature/driving/skyactiv/?link_id=sbnv
再び室内に入り、少しアクセルをあおって回転の上がり方と下がり方をチェックします。これは見事です。タコメーターの針を見ているだけなら、誰もディーゼルエンジンとは気づかないでしょう。室内に入る音を検証してみるため、回転計(タコメーター)の針を2,000回転弱に合わせて、音と振動に集中してみます。なぜならば100km/hの巡航速度ではどの車もおおよそ1,800~2,200回転になるのです。計算すればわかりますが、CX-3ではターボディーゼルで低回転トルクが非常に大きいので「最終ギア比」は小さめで低回転に抑えているはずです。後で計算しておきます。
2,000回転付近での室内騒音は大きめです。それは車格がこのレベルだと、防音材の使用が制限され、その施工もエンジンルームとの配線の穴などの処理に、丁寧さを欠くことが多いからです。CX-5になるとこの辺は丁寧な施工がなされますので、エンジンは2.2Lと大きくなりますが、かえって静かになるものと考えます。
あとで記しますが、このときに大きな問題点を感じていました。
市街地走行
CX-3はSUVスタイルですが、最低地上高がSUV21cmに対して、セダン・ワゴンは16cm程度で、CX-3は16cmと実際には街中走行が主体に使われる実用車です。想定ユーザーからは買い物車と理解しても良いくらいです・・・・
【新型マツダ・CX-5に乗る(3)】試乗車なし!GVCを試乗する[3]➡
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