【新型マツダ・CX-5に乗る(8)】試乗車なし!GVCを試乗する[8]

マツダ

写真出典:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/design/?link_id=sbnv

自動車メーカーは新型を発売するときには予約を受け付けています。このときには試乗車は用意されていないことが多く、カタログ販売となります。そこで雑誌・サイトの試乗記を参考にしたりするのですが、モータージャーナリストは欠点を書かずに「ゴマスリ記事」ばかり。そこで一般顧客が出来る防衛策を考えます。

CX-3の時、早々に欠点を改善する動きが出ていましたので、CX-5も確認する方法を考えていきます。それも他人の基準でなく、自分独自の基準で見る方法を見つけましょう。

☚【新型マツダ・CX-5に乗る(7)】試乗車なし!GVCを試乗する[7]
【新型マツダ・CX-5に乗る(1)】試乗車なし!GVCを試乗する[1]



G-ベクタリング・コントロール(GVC)の正体

それではGVCとは何をしているのでしょうか? エンジントルクを調整している事、前後2輪ずつの制御であること、などからコーナー入り口ではエンジントルクを減らして、前輪駆動のままとしている、つまりアクセルを抑えて前輪に荷重がかかるようにしてハンドルが効くようにしている。コーナー出口でエンジンを吹かし、リアにGがかかり後輪に駆動力を配分しているようです。

つまりコーナー侵入時、アクセルを少し戻し、それでいて前輪駆動をしたままコーナリングをすると、限界を超えない状態であれば、前輪のグリップ力が増し操舵が効くようになる。コーナー出口で加速時には後輪に荷重が移動するので、後輪の駆動力を増やしながらアクセルを開けている状態のようです。それで通常遅れる感のあるアクセルの踏み具合に「遅れがない」と感じたのでしょう。

しかし、これは通常の運転感覚では当然のように行っている操作です。コーナー侵入時、アクセルを開けたままでは、横に振られるようになるので自然にアクセルを緩める動作が起きてしまいます。立ち上がりの時、コーナリング中からわずかにアクセルを開けて駆動力をかけ続けていると、タイヤのグリップ力が保持されて横滑りしなくて済みます。また立ち上がりが早く始められるのでスムースに加速が出来ます。

この微妙な調整を出来なければ、それは初心者と言っても良いのではないでしょうか。この微妙な調整をするのが常識的な運転であると感じます。

CX-3は運転初心者のための車?

微妙にアクセルを調整出来ない人のために自動的に調整しているようです。アクセルを踏んだまま、マツダサイトの画像のように、コーナーを抜けたりするのは・・・・

【新型マツダ・CX-5に乗る(9)】試乗車なし!GVCを試乗する[9]➡

「スバル・インプレッサ」 一覧

【マツダ・アテンザ(1)】スカイアクティブ・テクノロジー
【マツダ・アテンザ(3)】G-ベクタリング・コントロール(GVC)[1]
【マツダ・アテンザ(5)】燃費[1]
【新型マツダCX-5北米仕様発表(1)】ロサンゼルス・モーターショー2016