アマチュアゴルファーには、バンカーショットを苦手とする人が多いのは事実です。これはアマチュアは「十分に練習できない」ことが最大の理由です。でも、「ラフからのアプローチよりも、よほど易しい」とするのが経験豊富なプロの意見なのです。
➡【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(58)】ねじって飛ばすはホント?
■割り切ってみよう!「練習量が少なければ成功する確率は低い」
バンカーショットで、アマチュアゴルファーの一番の問題は「練習量が少ない」ことです。
それは「ゴルフのプロ」と「プログラミングのプロにとってのゴルフ」は全く意味が違うからです。つまり、趣味として行うゴルフ(プログラミングのプロにとってのゴルフ)はプロとして行うゴルフ(ゴルフのプロ)とは、根本的に違うのです。

だいたい練習する場所がありませんよね…((+_+))
プロは「確率の高いショットを選ぶ」ことをスコアメイクの基本と教えます。その通りですが、アマチュアにとってのゴルフでは、スコアメイクを目的としないことも多々あるのです。しかし、「それもゴルフ」なのです。
バンカーショットでも、「パターが使えるときは使え!」とプロは教えます。その通りです。でも、SWでダルマ落としのように柔らかく上げてグリーンに落としたければ、確率が悪くてもエクスプロージョンを使うこともあっても良いのです。なにせ「月いちゴルファー」にとって、貴重なバンカーショットの機会です、逃す手はありません。スコアメイクをあきらめても挑戦することもあり得ます!
■4スタンス理論の各タイプ共通の基本は、ダフらせること
グリーン周りのガードバンカーからのショットは、エクスプロージョンと呼ばれる、ダフッて砂ごと打ち出すのが基本です。状況によってアプローチショットのように打つ場合もあるのですが、「バンカーショット」の基本はダフらせることです。そうすると、結果的に砂を爆発させることになります。
アマチュアは「ダフらせる」と言ったほうがイメージしやすいと思うのですが…。
ほぼ平坦な場合や、多少の傾斜の場合は打ち方は同じです。左下がり傾斜で右打ちの場合が、一番難しいとされています。しかし、同じことです。より上げなければならないと言うことです。
最近のバンカーショットの打ち方
でも、最近はバンカーショットの打ち方は、もっと簡単になってきたようです。サンドウェッジなどクラブも進化していますからね。エクスプロージョンのバンカーショットをしなくても良いのでしょう。
参考に、石川遼プロのバンカーショットの打ち方を、YouTube動画を見てみましょう!
【石川遼と楽しく学ぼう!】第4話 諦めないで!石川遼流バンカーショットは簡単です!<全5話>(GOLF Net TV – ゴルフネットTV)
最近のバンカーショットは、「アリソンバンカーのようなあごの高いバンカーは別だけど、あごの低い普通のバンカーだったらフェースは開かなくてよい」と言っています。フェースを開かなければ、バンカーショットは簡単になるかもです。
でも、エッジを正確に入れられれば良いのですが、そこはアマチュアゴルファーなので、いつでも正確に入れられるようになるには練習量が必要な気がします。月いちゴルファーには無理かな~!
あと、石川遼プロは重心位置が人それぞれなので、それを見極めてほしいと言っていますね。
■エクスプロージョンの基本的で、良い打ち方
エクスプロージョンは左足体重で、体重移動は行わずにダウンブローに打ちます。何よりもバンスを使うイメージです。「バンスを使う」と言ってもイメージがない人も多くいます。SWのバンスと言うよりも「バックフェイス全体を上から、手先で砂にぶつける」感じが、イメージしやすいかもしれません。
※バンスとは?-シャフトを垂直にしたとき、水平線から下に張り出した部分の角度をバンス角という。基本的にこの角度が大きいほどザックリしなくなる。
「よい音がするのが、良い打ち方」と言われるのが、この打ち方です。手首を使ってアップライトにヘッドを上げ、手先でコックを使って、カット軌道でバックフェイスを落としてくるのです。このとき腕に力を入れることは無用です。ヘッドの重みを使うのです。
■タイプ別のイメージの差、B2タイプは「ダルマ落とし」
あえてバンカーショットのイメージの差を、4スタンス理論のタイプ別で区別してみると、
右半身で打ち込むのがBタイプ
左肩を抜くようにリードするのがAタイプと言えるでしょう。
A1とB2はバンスを滑らせるイメージがあっても良いはずです。「左でリードがA1」で「右で押し込むのがB2」でしょう。どちらもクロスタイプなので、体重移動が大きいタイプですが、バンカーショットでは左体重で移動すべきでないでしょう。インパクトが水平に長くなるのが、A1・B2です。これがバンスを滑らせるイメージになっているはずです。
いずれの場合でも、手でしゃくりあげるイメージは禁物です。むしろ左下方向にヘッドを抜くイメージがほしいところです。左体重のまま、アップライトにヘッドを上げ、ボールの下を左下に向けて、ヘッドを抜くのです
中嶋常幸プロ(彼はA2タイプ)が、バンカーショットは「パ―ンとよい音がするように振れ」と指導します。確かにバックフェイスを砂に打ち当てるようにコックを使って、上から左下に抜くとよい音がします。
A1・B2のようにバンスを滑らせるイメージではなく、バックフェイスを砂に打ち当てるイメージです。
↓↓↓中嶋常幸プロとジャンボ尾崎プロの50ヤードバンカーショットの比較ができる貴重な映像がありました。パーシモンHAGEさんありがとうございます!当てて終わりって感じですが、「バックフェースを砂に打ち当て」てますよね。
ジャンボ尾崎・中嶋常幸 残り50ヤード距離のあるバンカーショット
A2タイプで美しい1軸スイング(体重移動が少ない)の中嶋プロらしいイメージです。
しかし、上画像のジャンボ尾崎プロのように、B2の私などは、むしろ上からボールの下をダルマ落しのように、ヘッドを抜くイメージのほうが合います。バックフェースを砂に打ち当ててよい音を出すイメージでは、最近のゴルフ場のように砂の薄い場合、失敗します。右で押し込むことが出来ないので、ヘッドがうまく抜けないのです。
↓↓↓B2タイプのイメージは「ダルマ落とし」!
やはり、A2タイプのインパクトは1点で、B2は横にずらすイメージのようです。
しかし、B2・A1のクロスタイプでもバンカーショットでは体重移動は必要ありません。青木功プロのように「手先」のイメージを大切にしたほうが良いようです。
➡【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(60)】シニアが飛距離を伸ばすには?(動画あり)
↓↓↓あれこれやっても、なかなかバンカーショットが上手くなれない!という方はコレ!バンカーが苦手な人でもラクに脱出できるウェッジです!口コミは4.59で、高評価ですね。口コミを参考にしてみると、ロフト角も選べるかもしれません。ロフトは48度~60度まで何本かあります。ご確認下さい。
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