ゴルフ場コンサル経験により、勝手ながら見立てしてみました。
箱根くらかけゴルフ場、知恵の輪サイトの見立て
ゴルフ場コンサル経験により、勝手ながら見立てしてみました。
最高の景色
ともかく景色の良いコースです。そのためか太平洋クラブ相模コースより評価が良いのはなんとしたことでしょう。
私も、クルマで箱根のワインディングロードを走る楽しみを兼ねて、箱根くらかけゴルフ場を数回ラウンドしたことがあります。富士山も見える景色の良さが印象に大きく左右するのでしょう。 ゴルフ場の評価でも、アメリカ大統領選挙でも、東京都知事選でも「印象論」で決まってしまうようです。ゴルフ場の評価は良いとして、世界一の権力者を印象論で決めるのは、勘弁してほしいものです。
天候にご注意
「晴れて微風」などと言った日には、景色が抜群なので一度はプレーしてみてください。
クラブハウスの設備もそれなり、コースメンテもそれなりで、そして食事も何もかもがそれなりですが、大きな欠点もないコースです。
接客は、西武プリンス時代のほうが丁寧であった印象はあります。プレーヤーのマナーは褒められません。ほとんどゴルフコースの常識とされてきたマナーは通じません。しかし最近は、アコーディアゴルフでも太平洋クラブでも共通で、ゴルファーのマナーの低下はゴルフ場経営者側の姿勢の鏡でもあり、良くなる見込みはないでしょう。
このコースを利用するコツは、天気予報を見て予約することでしょうか? ゴルフ場側も直前予約を予想した対応が必要です。メールの案内など、お得意さんには天候に即して値段やイベントで案内することがコツでしょう。
メンテナンス
メンテナンスは太平洋クラブ相模コースとは比較しようもありません。一度は、グリーンでパットをやめてしまったほどひどくて、フェアウエイも雑草が多いようです。
「このホールはゴルフ場としてふさわしくない」と言えるところが2、3ホール見受けられますが、景色を楽しんでいると意外に苦にならないものです。
太平洋クラブ相模コースは、日陰になって芝が育たないティグラウンドが2ホールだけありますが、人工芝でも良いのでティーが十分刺さる下地としてほしいものです。また人工芝でも、メンテナンスを良くしていて不快でなければ、ティーアップする場所ですから問題は少ないと思います。
これらは、どのコースに対しても共通のお願いです。
経営側のコストダウン技術の向上が必要です。コストダウンとは切り詰める(ケチする)ことだけが方策ではなく、質を保ちながら思い切りのよい割り切ったメンテナンスが良い結果をもたらすでしょう。
つまり「理由」のある行動を必要としているのです。漫然と人工芝を使わないことです。目的、理由を明確にして、そこにある物理的条件の中で「最良の方法」を導き出すのです。
ゴルフ場、今後の課題
どこのゴルフコースでも、プレーヤーのマナー向上が優先課題のはずですが、どのコースでもマナー向上については無関心です。
コース側スタッフが消極的で、「プレーヤーの自己責任」としてしまい、法的な姿勢のみで対応を考えているのでしょう。最近の日本社会の共通の変化です。
天候について、濃霧などで途中でプレーを中止した場合、初めの1ホールであってもプレーを開始したら全額返金しないことが、ほとんどのコースの常識となっています。どこかで線引きしなければなりませんが、天候状況を案内する義務は実質的にコース側にあると考えられます。
つまり、プレーが危険な状況なのに開場している場合はコース側に責任があると考えるべきで、これは霧・雨・雷・風など同じことです。プレーヤーが判断できることではありません。危険を感じる状況では、中断、中止を決めることは、法律の上でもコース側の責任と解釈すべきです。
箱根くらかけゴルフ場で、富士山が見れる絶景を楽しめることを中心に運営できればもっと評価は上がるかもしれません。
ゴルフ場として、もっと工夫してやれることはまだまだ多く、大半が見過ごされていると感じます。
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