飛距離を伸ばしたい時、ゴルフボール選びは非常に重要です。ゴルフで使えるボールにはいろいろ規格があります。自分に最適なボールを選ぶと、飛距離を伸ばしたり、スコアアップが可能になります。まずは、石川遼プロが糸巻きボールを打ったらどうなったか見てみましょう。
- ボール初速を伸ばし、スピン量を決める。
- 価格が安いため、あらゆる種類のボールを試打できる。
アマチュアゴルファーにとっては、まず初めにボール選びをして見るのが、上達の早道であるのかもしれません。
↓↓↓参考雑誌:「アルバトロス・ビュー」 2017年 4/13号:【ボールの本当の実力】「とことんテスト」
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石川遼プロが糸巻きボールを打ってみたら?
あるテレビ番組で、石川遼選手が昔のクラブとゴルフボール、つまりパーシモンヘッドのドライバーと糸巻きボールを試打する場面がありました。
↓↓↓以下は我が家にあるパーシモンヘッドのドライバー(マグレガー)です。親父から譲られた大切なものです。

このようなパーシモンヘッドのドライバーと糸巻きボールで、石川遼選手が打ってみると、なんと250ヤードほどの飛距離しか出ませんでした。
通常、石川選手のヘッドスピードは平均53m/sと言われていて(2019当時)、300ヤードを超える飛距離を持っています。
だからこれを見た人は「パーシモンや糸巻きボールは、かなり飛ばないのだ!」と感じるでしょう。
その通りで、このことから分るのは、ヘッドスピードが高い人でも、ヘッドの違いやボールの違いで飛距離が大幅に変わることです。
クラブヘッドやシャフトに注目すると、「ボール初速とスピン量」が問題となります。ボール選びでもこの2つの要素がポイントになります。
上画像にもあるように、「パーシモンヘッド」と呼ばれるクラブは、ウッドと言われる由来のとおり、パーシモン、つまり柿の木で出来たヘッドに、43インチのスチールシャフトを通したクラブ総重量380gぐらいもある重いドライバーです。
現在のチタンやカーボンヘッドのドライバーが、総重量270〜330gですから、比較するととても重いことが分かるでしょう。
でも、今ほどクラブがバラエティに富んていなかった昔は、アマチュアを含めた誰でもがこの重いドライバーを振っていたのです(>_<)!
また、ヘッドの大きさ、体積は180ccもなく、スイートスポットは1円玉より小さいものでした。現在のドライバーのヘッド体積は380cc~460cc程度なので、倍以上の大きさになっていることに驚きを感じますね( ▔•з•▔ )ナンヤテ!
そして、左右のギア効果が大きく、ドロー、フェードを打ち分けるのに、現在のようにフェースの向きで打ち分けるのでなく、ヘッドのトゥやヒールで打って打ち分けるプロも多くいました。「業師」であることが、強いプロであることが多かったのです。
パーシモン (Persimmon)
柿の木のこと。かつて、ウッドのヘッドは文字通り木 (主に 柿ノ木) で作られた。最近では スチール、チタン、アルミニウムなどの金属、さらには 樹脂や炭素繊維などを使ったコンポジットと呼ばれる複合材料などに変わってしまい 見られなくなった。
引用:weblio辞書
パーシモンと糸巻きボールの組合わせで、ヘッドスピードの高い人の弾道を見ると、低い打ち出しで途中から跳ね上がるように吹き上がっていきます。昔のアマチュアゴルファーは、プロが打つこの弾道にあこがれていたものです。
しかし、このせいで逆に飛距離を落としていることに気付いたのは、あのジャンボ尾崎プロです!!!
- (*・`o´・*)ホ―
ジャンボ尾崎の高いティーアップ
ジャンボ尾崎選手が、今では懐かしいブリジストンのJ’sブランドでメタルヘッドを作り上げました。そして、マスターズに持ち込んだとき、ジャンボ尾崎選手の周りには興味津々の沢山の世界の名手が集まり・・・・【飛距離が伸びるボール選び(2)】飛距離を伸ばせるボールとは?➡
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