「もうい~くつ寝~ると~おーしょーがつ~♪」と数えられるようになった今日この頃。おせちの用意など考える時ですね。おせち料理には定番の食べ物がいくつかあります。なぜ、それを食べるのか? 実は、縁起かつぎや、言霊(ことだま)信仰の中に、昔の人の新年の幸せを祈る思いが込められています。伝統を受け継いでいるとイイことあるかも!です。
数の子、子宝に恵まれる!
その名の通り、「子宝に恵まれるように」との願いを込めた食べ物。ニシンの卵巣を塩漬けにしたもので、選ぶコツは身が締まったものを見定めることです。
↓↓↓お歳暮用でなく家庭用に使うのであれば、一本物を頑張って買わなくても「バラ子、折れ子」で十分です。これを、自分好みでアレンジすれば、つまり”酒のつまみ”なわけですが、大満足!!!
↓↓↓我が家では、この「松前漬けの素」に数の子を漬けます。既製品の松前漬けを購入すると高いし食べきれないからです。これだったら安く上がるし、自分好みの味付けにすることも可能!
【楽天市場】 |
↓↓↓おめでたい「金箔入り」の日本酒とスパークリングワイン!!
黒豆、色が黒くなるまでマメに!
「色が黒くなるまでマメに働く」つまり、しわが寄るまで健康に過ごすと言う語呂合わせ。丹波篠山産の大粒の黒豆が有名です。
↓↓↓大きな粒ですが、さすが丹波篠山産の3L玉!500gでこのお値段!でも炊き上がってみると、やっぱり美味しいんですよね!!お値段は年々上がっているかもです…(こちらのお店はアメ横の老舗で、ほかにスパイス・ハーブ、チャイ、ドライフルーツなども購入できるので重宝してます!)
|
↓↓↓自宅用には北海道産の「いわいくろ」でも十分。1kg入ってこのお値段! レオン亭(クックパッド)さんのレシピで、圧力鍋でやわらか~く煮ることができます。しかも3~4回分です!
【楽天市場】 |
↓↓↓この「金箔」を手作りの黒豆煮の上にふりかければ、本格的なおせち料理に変身!!!
ちょろぎ、「長老喜」
変な形してますが、しそ科の植物の地下茎。 「長老喜」「千代呂木」と書きます。文字通り、長生きを祈願します。
伝統的には、これを梅酢につけたものを黒豆に添えていただきます。黒に赤(朱)、重箱と一緒でおめでたい印ですね。
↓↓↓昔は人工着色でもっと真っ赤でしたが、今は自然な色ですね。この商品は、紫蘇の香りがいいようです。
【楽天市場】 |
ごまめ(田作り)、豊作を願う
カタクチイワシの幼魚を干したもので、「五万米(ごまめ)」とも書きます。その字の通り、豊作を願います。
お正月はおめでたいので、できれば尾と頭が欠けずについているものを選んで調理します。「田作り」とも言います。
↓↓↓こちらは、大阪の老舗の調理済みの「ごまめ、田作り」です。カルシウム不足の方に最適! きんぴらに入れてもいいそうです! 私はこれに松の実を混ぜます!これが口の中でコラボするとサイコー!!やっぱり”酒のつまみ”ですかね!?
【楽天市場】 |
海老、腰が曲がるまで長生き
海老の姿のように、腰が曲がるまで長生きできるようにを願います。
シンプルに、酒塩炒りにします。殻が朱色になるのがおめでたい!有頭えびならば、よりおめでたい装いとなります。
↓↓↓既成のおせち料理には定番。でも活きのいいエビはもっと美味しい!!
黄柚子やきんかん、太陽を象徴
香りと彩で料理を引き締めてくれる黄柚子やきんかんですが、黄色くて丸い形は太陽を象徴しています。
人にも作物にも、丈夫に育ててくれる必要な太陽です。
↓↓↓甘く煮る「きんかん煮」がポピュラーですが、現在ではこの愛らしい「たまたま」ちゃんみたいに、糖度が高く(16度)生のまま食せるきんかんもあります。
【楽天市場】 |
ゆり根、子孫繁栄
食用のユリの球根ですが、姿も花びらが重なったように見えるので、子孫繁栄につながるとされています。
通常は、あえものや煮物にします。
また、ゆり根は古くから漢方でも使われています。効能は、滋養強壮、利尿、咳どめ、精神を安定させてイライラ解消などの鎮静作用とされています。
下記店舗のページには、オーブントースターでバターと一緒に焼くレシピが紹介されてます。これだったら簡単!ホクホクの美味しいゆり根が食べれます!
↓↓↓ゆり根は出荷までに3年という時間がかかる、貴重な食材。漢方でも使用されれるもので、利尿や咳止めにも有効と言われています。栄養も豊富(球根は花の生命がギュッとつまったもの)で、タンパク質はジャガイモの2倍と言われ、産後の回復にも良いです。➡おすすめレシピはシンプルな、「簡単、ゆり根の天ぷら(クックパッド)」
【楽天市場】 |
昆布、よろこぶ (○⌒∇⌒○)
昆布巻きや、お雑煮の出汁にも使われます。「よろこんぶ、よろこぶ」につながる縁起ものです。
昆布巻きには細身で早く煮える日高昆布、出汁には利尻昆布などが向きます。
↓↓↓「昆布巻き」には、細身で早く煮える日高昆布!
↓↓↓「出汁」には、利尻昆布!
【楽天市場】 |
以上、いかがでしたでしょうか。
お正月を彩る食材にも、昔の人のさまざまな思いが詰められています。自分の新年に込める思いがあるのなら、既製品を買ってしまうのではなく、その食材を使って手作りをしてみるのも一興ですね。
お正月の機会に久しぶりに揃ったご家族で、その意味を語り合うのもいいですね。それも家族の絆を結ぶための、伝統の知恵なのかもしれません。
➡お正月の準備は中旬までに! 早い者には新しい年に福が来る!知っておきたいお正月のしきたり
➡【ニッポン行きたい人応援団】で日本人だから知っておきたい!と思った「浮世絵」について