【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収について(6)】

アコーディア・ゴルフ

アコーディア・ゴルフ(AG)田代裕子社長の、MBKパートナーズによるTOB開始発表時のGDOに対するコメントで「日本のゴルフ業界でさらに発展していくため、コースクオリティや快適なプレー環境などハード面、ソフト面双方での質の追求が欠かせない。ゴルファーに選ばれる会社を目指し、新規ゴルファーの創出にも貢献したい」との言葉を発表しています。

これは社員にとっても、ゴルファーにとっても大いに歓迎すべき言葉です。

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【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】

正直にまともに働くことが自分のためになる

この認識が浸透するまでに現場からの提案が出る体質を作ることになります。昇給制度で客観的基準を示されてなくて、情実人事が当然で、派閥人事がはびこってきた現実を、認識を変えて「正直にまともに働くことが自分のためになる」と思えるのでしょうか?

業者との癒着が当たり前の上司の存在の中で過ごしてきた社員が、「まともに働いたら損」「力のある上司にゴマするのが当然」と考えています。まともに正直に働く動機づけだけでも「どうしようか?」となります。そんな中で「質の追及」とはいかなる精神状態でしょうか? 笑えるほど「逆さま」です。

トヨタの人材つくりの紹介がテレビで放映されていました。それも組織運営で行われている部分が、マスメディアでは理解できないのでしょう。それをAGの経営陣が理解することから始めなければなりません。

ゴルフ場もサービス業です。お客様に満足してもらうことが商品価値になります。それは値段を決め再来場を決めます。全ては「お客様の心の中にある」のです。

「正直にまともに働く」意識を経営陣から持つことが基礎となります。社員は上司を見て働きます。ですから企業体質を見るには「電話受付」対応を見れば分ります。企業の事務所の扉を開けば、おおよそ分ってしまうものです。

(2)「ゴルファーに選ばれる会社」買収拡大の再開

質の向上の結果として「ゴルファーが受け入れる」のですが、その中身には「約束を守る」が含まれなければなりません・・・・

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【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】