【ゴルフ場評価を始めて思うこと】

アコーディア・ゴルフ

GDOや楽天GORAの「口コミ」を読んでいくと、ゴルファーのレベルとゴルフ場経営者の意識が鮮明に表れていることに驚いています。サービス業の基本である「お客様目線」をかつてアコーディア・ゴルフ(AG)の経営者から聞きましたが「遅すぎました」ね。

太平洋クラブ相模コースでは「グリーンが速い」とゴルファーのほうが勝手に思い込んでいます。「今日は遅いなー」と同伴者と練習グリーで話していたら、「エッこれで・!」と話すゴルファーがいました。「太平洋クラブはグリーンが早い」でブランドが形成されているのです。日常営業で8~9フィートは決して早いとは言えません。

永年メンバーの犠牲のもとでトーナメントを開催してきて、ようやく作り上げた、このブランドを使って営業すべきと、民事再生を開始してから、ある支配人に言ってみたところ「そんなことやってみたけど集まらない」と投げやりの返事でした。つまり支配人でさえ「トーナメントブランド」で成り立っている太平洋クラブを認識できていなかったのです。メンバーも8割がた「倒産してトーナメント開催は理不尽」と、当時考えていました。私のブログで「トーナメントは太平洋クラブの命」と訴えたところ、マルハンのほうが実態を認識していたようです。大多数のゴルフ場経営者の人は、残念ながら商売に「素人」であることを認識すべきです。

小田原ゴルフ倶楽部松田コース、秦野カントリークラブ、太平洋クラブ相模コースと比べてみると、其々の経営者の目線が鮮明に見えてきます。残念なことですが、「ゴルファーのモラルを上げる」との意識を感じません。ゴルファーが自分自身のプレーを客観的に認識できてくると、狭い、短いコースの不利な点が解消されてくるのです。少なくとも来場いただいているゴルファーには、ゴルフの楽しみ方を案内するべきです。楽天GORAの総合評価1位は、レッスンラウンドですよ・・!

「コストダウンの概念」と共に「ゴルファーのモラルのレベルを上げる」とは、いかなることかを勉強してもらいたいと感じます。この2つは同時に進めるべき内容なのです。また同時に進めてこそコストダウン、売り上げ増加につながるものです。ますます縮小するであろう場面にあたって「ゴルフ市場を大切にする」気持ちをもってゴルフ場運営にあたってもらいたいですね。

各コースの評価は、知恵の輪サイト/ゴルフ場評価/で見てください。今日は「秦野カントリークラブ」です。