サザンクロスリゾート、知恵の輪サイトの見立て
「提案型販売」
総合評価GDO3.9楽天GORA3.9(2020=4.2)とまずまずの評価を受けています。
コースはリゾートコースとしてまずまずであり、真面目に日常業務をこなしていることで獲得できる評価です。素材としてはかなりの内容を持っているのですが、積極的に営業をかける運営をしていないように見えます。
多くの「商売」で、このように「待ち受ける」以外の営業を発想していない「呪縛」を感じることがあります。積極的に「打って出ない」のです。
専門家でも「待ち受ける」ことを基礎として、「宣伝」することを「悪」のように言っている人もいます。それは「宣伝費用」が1回2回の単発の宣伝費であると「ペイ」できないことにあります。また大手の施設であれば、建設するだけで地域に知られるので、「存在」を宣伝する必要がないように感じてしまうのです。さらには「スーパーの広告」を地域の広告と認識しており、商品を並べるカタログのような広告しか発想しない専門家が多いのです。
ゴルフ場も宣伝しなくても存在は知られていると勘違いしています。ゴルフ場の存在があることは地図を見れば分りますが、そこに「どんなゴルフ場があるのか」は書かれていません。
むしろ施設があることは知れていても、そこで何が行われているのかの独自性があるべきなのです。単にゴルフ場が建設されていて、「そこに行けばゴルフが出来る」だけではなく、どんなゴルフライフが楽しめるのかは、皆さん知っての通りコースによりそれぞれ異なっています。それをアピールして、差別化をはかるべきなのです。
ゴルフ場ごとに「差別化」を測るものは何なのか? 与えられた物理的条件を基に、独自に「提案」すべきなのです。
サザンクロスリゾートの「商品とはなにか?」を常に点検し、ハード・ソフト両面でどのように構成し、「どこに・何を・どのくらい」知らせるべきかを計画・実施・点検・再実行(PDCA)を常に続けているべきなのです。まずは多くのゴルフ場で、自分たちの「商品」をしっかりと認識することから始めるとよいでしょう。
これからは「待ち受ける」だけで採算を取れるほど、「集客」は簡単ではなくなる時代がやってきています。