【トランプ次期アメリカ大統領(17)】政治の私物化[2]

トランプ・アメリカ大統領

トランプ氏と安倍総理の会談に長女イヴァンカさんが同席したことが批判の的となっています。トランプ氏はアメリカ大統領になったとき政治を私物化しないと言えるのか?疑問符がついているようです。

☚【トランプ次期アメリカ大統領(16)】政治の私物化[1]

オバマ大統領の「理念」

オバマ大統領の広島の演説を聞いたとき、その根底には「理念」があり、それを基礎において判断していることが分かりました。リーダーとは、そうでなければならないのですが、処世術で言動だけ装って政治家になる人も多くいます。代表格はヒトラーでしょう。

オバマ大統領は人格そのもので「理念」を認識しており、リーダーとは理念を基として現実の判断をしていかなければならないと理解しているのです。広島の演説は「現実離れ」したものでしたが、世界が向かうべき、そして努力すべき方向性を正確に表しています。就任当時の「ノーベル平和賞」は向かうべき方向性に期待した受賞であると言われましたが、実績がなくとも「核のない世界」を目指す方向性は正しいと言えます。そのことがトランプ氏には認識外のことなのでしょう。

オバマ大統領のような「理念」を基として努力している人が、現実には「新資本主義」のシステムに乗って格差を追い求めていく姿が「痛ましい」と言えるのであり、I S などの暴力革命の方向性と、オバマ氏が目指す方向性が「人間の平等であり」同じであることは、皮肉であり痛ましいものです。「神のお遊び」とも感じる矛盾です。言い換えれば「人間として最も崇高な理念を持った人」が「人間として最も打倒すべき現権力の立場に立つ人物である」ことが痛ましいのです。

ブラック企業の経営者

ブラック企業と言われる企業では、労働者の権利を無視しています。これは他人の人権を認識できない企業です・・・・

【トランプ次期アメリカ大統領(18)】政治の私物化[3]➡