【マティス国防長官・稲田防衛大臣が会談(4)】「尖閣は守る」

トランプ・アメリカ大統領

NEWSWEEK
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6889.php
米マティス国防長官、稲田防衛相と会談「アジアの優先順位高い」
2017年2月4日(土)12時18分

日本側としては発表された内容で見るなら「予定通り確認できた」でしょうか。


➡【マティス国防長官・稲田防衛大臣が会談(3)】「尖閣は守る」

➡【マティス国防長官・稲田防衛大臣が会談(1)】「尖閣は守る」

 

東アジアのアメリカの権益確保

その意味でもフィリピン、ベトナム、シンガポールなどの東アジア各国に対する日本の影響力を確保することは、アメリカにとっても大きな権益につながるものです。

中国と対峙するベトナムだけでなく東アジア各国はオーストラリアを含めてアメリカにとっても大きな権益ですので、この地方の安定を確保することは世界経済に貢献し、アメリカの国益にも貢献するものです。

これらの利害関係をトランプ・アメリカ大統領は認識できておらず、ましてや軍事力との関係を理解できて異なからこそ、NATO諸国との関係悪化につながる発言や、オーストラリアの首相に対する無礼な言動が出ているのです。

マティス国防長官は軍人でありながら、ケネディ大統領時代に示したアメリカ軍の理性のない軍事力行使要求などのような間違いを犯さない人物であるのでしょう。


しかしマティス国防長官は軍人です

軍人は上官の命令には絶対に従います。山本五十六は「日米開戦に反対した知性派」でした。しかし、天皇陛下の判断が下った以上は、必勝の覚悟で戦って散りました。山本五十六はアメリカ人にとって最も「悪党、卑怯者」です。アメリカ人の多くは山本五十六が、最も戦いを止めようと軍人であったことを知らないでしょう。映画「トラ・トラ・トラ」が日米合作されたとき、意外な感じを受けていたことでしょう。

トランプ・アメリカ大統領が同盟関係を理解することはできません。信頼するべきと教わったマティス国防長官の意見に従っているだけです。しかし、なぜ彼を信頼すべきなのかもトランプ・アメリカ大統領には分りません。

自分の意見に反対することが続くとトランプ・アメリカ大統領は「マティス国防長官が裏切った」と勘違いします。なぜ反対するのかを理解できないからです。アスペルガー症候群の人は多くの経験的事例を覚えて従うしか正しい行動は出来ません。「入国禁止・制限・拒否の大統領令が違憲と判断されないときは、大変危険です。トランプ・アメリカ大統領の人権無視を止めることが出来なくなる恐れがあります。

そして、ゴールドマン・サックスのOBを多数政権内に入れたトランプ政権は、さらに重要な経済政策の大統領令が発行しました。「金融政策緩和」です。これは「世界の形成にとって最重要課題」であり別の記事とします。

稲田防衛大臣の発言で注目すべき点

マティス国防長官との会談の後の記者会見でアメリカの記者が「北朝鮮がミサイル発射などを準備しているとの情報でアメリカ軍が先制攻撃する場合、日本はどのようにするのか?」・・・

【マティス国防長官・稲田防衛大臣が会談(5)】「尖閣は守る」➡

➡【トランプ大統領の主席戦略官・スティーブ・バノン(1)】
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