【ナイキのゴルフ用品撤退の事実(2)】ローリー・マキロイとタイガー・ウッズ~プレミアがつく??2015年タイガーの要望で作られたナイキのドライバー

ゴルフギア(道具・用品)

写真出典:http://www.nike.com/jp/ja_jp/c/golf

5月にアディダスがテーラーメード(taylormadegolf)ブランド売却の方針を発表してから、すぐに8月にはナイキ(nike)がゴルフから撤退すると発表して、業界は激震しました。業界トップブランドが売りに出され、タイガー(Tiger Woods)、マキロイ(Rory McIlroy)などトッププレーヤーの所属するナイキが撤退したのです。

↓↓↓タイガーウッズ、2015年8月以来の競技出場!! ナイキが撤退のため、クラブをいろいろ試しているようです。ボールはブリヂストンのB330Sに決定の模様。


☚【ナイキのゴルフ用品撤退の事実(1)】ローリー・マキロイとタイガー・ウッズ~ナイキの代わりに使用するボールは?

ゴルフ業界は広告塔に頼り切り

ゴルフ業界はスター選手が出てくることを待ち望んできました。いえスター選手を広告塔に使うことしか、市場拡大の手段を思いつかないようでした。20年以上前から、私は「提案型販売」を提唱してきたのですが、ゴルフ関係者は聞く耳を持ちませんでした。「コンペを紹介してくれるのか・?」といった問い合わせをいくらもらったことか。ゴルフ場経営者がバブル時代の「殿様商売」を忘れられないのです。当時、客商売としての姿勢が出来ていない支配人は、現在、再会しても変われずに高慢な姿勢を崩しません。他の業界で育った人たちには想像できない精神構造です。

ナイキは1996年タイガーウッズと契約してからゴルフ道具を開発し始めて、クラブ、ボール、バッグなどをそろえて、ゴルフ用具メーカーとして確立してきました。もちろん我々ゴルファーも「タイガーの使用するクラブ」と見て特別に注目はしていましたが、その実「タイガーのクラブは使えない」と横目で見て購入する意欲は低調でした。国内での販売戦略もタイガー一本やりで、「プロ用モデル」というイメージにナイキを決めつけてしまいました。

数年前タイガー監修のクラブとして発売されたモデルが「左への引っ掛けを嫌ったモデル」でした。しかし、素人は一般的にスライスを嫌うのですから、見た目にもスライスしそうなデザインのナイキのセンスを疑いました。プロと素人の使用するクラブは、自ずから違うはずです。

↓↓↓2015年モデルで、タイガーウッズ要望に応えたドライバー。「各々の打点で彼がイメージしている打出し角やスピン量が実現できる」クラブ。打点を意図的に変えられる自信のある方はどうぞ(^^)もしかしたら、ナイキ撤退でプレミアがつく???

「クラブはバックフェースのデザインで売れる」と言います。テーラーメイドの方が的を得た展開をしていました。

タイガーに頼り切った営業展開は、主役がマキロイに替わっても相変わらずです。

ゴルフ市場の掘り起こし

サッカーでも野球でも市場の掘り起こしが必要になってきた業種です。アディダスは「ゴルフ業界は高度な技術を駆使して・・・・つづく

【ナイキのゴルフ用品撤退の事実(3)】ローリー・マキロイとタイガー・ウッズ~テーラーメイドとの差