まず第一はそのスタイリングで、ロードスターのハードトップと言えば、ノッチバックスタイルが定番でした。しかし今回は正確には「取り外し式ではなく格納式」で、それも電動で数十秒でロックを外すなどの操作は一体化され「ワンタッチ」で行われる便利なものです。そのスタイリングは「好み」は別とすれば、ロードスターのそれをうまくファストバックに処理したプロ―ポーションを持っています。(画像出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/feature/design/?link_id=sbnv)
■エッジの処理
歴史上、同じようなデザインの繰り返しであることがほとんどなのですが、新鮮味を出すところは実は「エッジの処理」「面の処理」と言えるのでしょう。マツダはこのところ、この点で成功しているようでユーザーの支持を得ているようです。ロードスターに限っては世界的に専門家の評価も高いと言えます。
マツダ・新型ロードスター RFは丸みのあるデザインですが、ホイールフェンダーを外側に向かって鋭くエッジを立て、切り取るなどで新鮮味を感じます。このエッジの処理、面の処理が印象を左右しているので、同じ時期に発売された車でも、新鮮味を感じないものをよく見てみてください。処理が違っているはずです。この辺に時代の印象が反映されるのです。
■ノッチバックでなくファストバック
出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/feature/design/?link_id=sbnv
ハードトップのサイドからのプロポーションでは、ファストバックにしてロードスターの常識であるノッチバックとしなかったことで、マツダ・ロードスターシリーズとしても新鮮味を出せているようです。
ロングノーズ・ショートデッキは、懐かしいコルベットやジャガーEタイプなどのスポーツカーを連想させるものです。古き良いスポーツカーの面影です。現代的なショートノーズ・ショートデッキでないところが気になる人もいるでしょう。
■新しいテーマカラー
出典:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster-rf/feature/design/?link_id=sbnv
マツダはレッドをイメージカラーとして、押し出してきました。今回は「マシーングレープレミアムメタリック」と称するダークグレーをテーマカラーに選んできました。好みを批評しませんが、写真では凄みを感じさせるカラーです。
しかし、ロードスターらしい「ライトウエイト・スポーツ」ではなく、私には「GT]を連想させる色です。日産GT-Rに似合いそうな色です。
何はともあれ、かなりまとまりを見せるデザインであることです。実車を見てみることが良いはずです。
ハードトップの電動動作
さて試乗のためロードスターRFに乗り込む前に、ハードトップの電動動作をしてみると、「信号待ちで出来る」と言える手軽さでした。ロックを外すなどの操作は一元化・・・➡【マツダ・新型ロードスター RF登場】試乗記[3]
マツダ・ロードスターRFの中古市場は?
カーセンサーのデータによると、マツダ・ロードスターRFの価格帯は218万~530万円で、総合評価も4.0と良いですね。(2020年10月調べ)
他の中古車販売データでも、評価は3.6~4.6となっており、状態の良いロードスターRFを購入するにはおすすめです。
経歴のしっかりしたワンオーナーのクルマを購入することが、中古車購入で失敗しないコツです。ロードスターRFは、長いクルマの歴史の中では新しいクルマなので、見極めは容易な方でしょう。
➡【新型マツダ・CX-5に乗る(1)】試乗車なし!GVCを試乗する[1]
➡【新型マツダCX-5北米仕様発表(1)】ロサンゼルス・モーターショー2016
➡【マツダ・アテンザ(1)】スカイアクティブ・テクノロジー
➡【スバル・インプレッサ、マツダ・CX-3の操縦安定性と乗り心地(1)】