【新型マツダ・CX-5を買う(6)】仕様を読み解き最適車種を選ぶ[6]

マツダ

写真出典:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/design/

【新型マツダ・CX-5に乗る(1)】試乗車なし!GVCを試乗する[1]でマツダの提唱するGVCの正体を確かめました。

【マツダ・アテンザ(1)】スカイアクティブ・テクノロジーから【マツダ・アテンザ(2)】注目のスペックでマツダが提唱する「スカイアクティブ・テクノロジー」と実際の車種ごとの仕様の結びつきを「なんとなく」分ってもらえると、この先の説明が理解しやすいことでしょう。

☚【新型マツダ・CX-5を買う(5)】仕様を読み解き最適車種を選ぶ[5]


高速道路でのSUV

最近のSUVは高速道路での走行性能も備えた車が多くできていますが、車高が高いことは2つのデメリットがあります。

■第1の問題は「重心が高い」

そのためコーナリング性能は少々劣るのですが、それはコーナリング限界が必ずしも低いとは言えません、タイヤの接地力の限界を超えると滑り出すのであり、むしろタイヤはあまり限界が高くないほうがSUVは良いと考えるべきでしょう。つまりタイヤの接地力が高く、重心が高いとスピンするのではなく、転倒する方が先などとなる場合もあり得るからです。最も現在のセッティングではタイヤが限界を超え滑り出すほうが先で、転倒するのはごくまれな条件下であると考えられます。

従ってコーナリング限界はセダンとそれほど差がないと言えます。

■第2の問題は「空気抵抗が大きい」

全面投影面積が大きいほど不利になるのが通常で、ミニバンとSUVはどうしても背が高く不利になります。その他、車体底面の空気の流れが良い方が有利です。これはSUVにはラフロード走破用にアンダーカバーがついており空位抵抗についても有利に働きます。

時速100km近辺になるとエンジン馬力の半分が空気抵抗で消耗すると言われます。日常的に高速道路を利用している人で90km/h以上出す人は注意が必要です。通常120km/h程度まで使用している車が多いのですが、これだと日本車は急速に燃費が悪くなります。その場合はマツダ・ロードスターなどが燃費では有利です。

用途に合わせて運転の仕方を変更できるのであれば、自在に車種を選べるでしょう。

・・・・つづく

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