【大原・御宿ゴルフコース】冬も温暖で、都心から1時間半で人気のゴルフ場!(3)

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大原・御宿ゴルフコース、知恵の輪サイトの見立て その2

契約違反ではないのか・?

大原・御宿ゴルフコースの口コミにあったように、「2サム割増金を払って4サムにされた」のであれば、前の組のスロープレーが原因でも、割増金は取らないのが原則でしょう。電車の遅延が起きたら「特急料金」は払い戻すのと同じでしょう。

しかし、この問題も現代的認識と昔からのゴルフ場の認識の差が見て取れます。

接待ゴルフ華やかかりしころ、1日に1.5ラウンドは当然でした。接待されるほうが要求したものです。そのため日没になることがよくありました。前方の組のスロープレーで詰まって、もう日没間際なのに待たされている状態が起きたとき、後ろの組を誘って8人一緒にプレーして、後続の組もホールアウトできるように気遣った経験も多くあります

メンバーシップ制度が浸透していたころは、「ゴルフ場を譲り合って使う習慣」が常識的にありました。また現在のように2サムを要求する人は殆どなく、組み合わせで使うのがマナーでした。しかし、現在はメンバーシップのゴルフ場は事実上極わずかで、プレーヤー同士が譲り合ってゴルフ場を利用しようとの概念もありません、

とくに予約サイトからの入場では、ゴルファー側がメンバー並みの待遇を要求したり、逆にこのコースのように、ゴルフ場側が2サムを守れなかったのに割増料金を要求するなどは、現代ではマナー違反と言えます。

大原・御宿ゴルフコースが抱える問題点はかなり根が深く、プリンス系列の管理体制の限界を感じさせます。もう一段高度な管理体制、組織運用を本部が勉強しないと、これからは成績の良いコースほど、このような体質となってしまい、徐々にアコーディア・ゴルフの系列ゴルフ場のようになっていくことになります。

このコースの支配人など管理者の認識を訓練しなおすことが、とりあえずの対策です。もう一度「客商売」の原点に戻ることです。

口コミ評価の陰にある、ゴルフ場運営業界の抱える闇の深さを感じさせる事例です。

予約サイトがゴルフの概念を変えている

ゴルフ場業界は長らくメンバー制度が大半でした。そこへ予約サイトが主流となる仕組みが出来上がり、多くの変化をもたらしています。

その一つがメンテナンスに協力しないゴルファーのモラルの低さです。しかし、これはパブリック制度を導入してしまった以上は、受け止めるしかないのでしょう。さらに「打ち込み」などの危険なマナー違反には、コース側がしっかりと責任を自覚して、ゴルファーみんなの安全を確保する義務があると感じます。太平洋クラブはメンバーシップであるので、コース側が責任を取り、東急リゾートはパブリックだから自己責任であるとは、単純に言えません。マナーが悪いプレーヤーが入っていることをプレーヤーが防ぐことはできないのであり、この管理はコース側が行うしかないのです。刑事責任はゴルフ場特例法があるわけではないので、ケースバイケースとなるのが実態ですが、ゴルフの長い歴史の中でマナーを大切にしている体質からは、コース側が責任をもって管理する姿勢しかありえません。

しかし、コース側としても事実上確認のしようがないのが、ネット集客です。ですから余計に結果責任は、集客したコース側が持つべきなのです。

ゴルフ場の良い習慣を、商売だからと改悪しないでくださいな・!

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