房総カントリークラブ 大上ゴルフ場、知恵の輪サイトの見立て(1)
予約サイトの口コミ評価から見えること
房総カントリークラブ大上ゴルフ場は、ゴルファー本位のしっかりとした経営をしているのでしょう。コンディションは良いようです。バンカーの砂、コース全体の水はけ等、補修できていることが窺えます。
総合評価GDO4.3楽天GORA4.3と高い評価であり、カテゴリーの評価も高いなど、イメージだけでなくしっかりと管理されているようです。
その中で、クラブ拭きのバラつきが特定のスタッフのサボタージュであることなど、マスター室の対応のまずさ、引用させてもらった雨の日の客対応などの問題が指摘されています。
これと対照的なのですが、食事の工夫などはしっかりと、お客様の満足度を上げようとする工夫がされています。
これはどうしてなのか? 少し管理技術の専門的話になりますが、解説しておきます。
組織運用の技術が欠落している
幾度か解説してきましたが、「組織運用」が分らない経営者・管理職が多いようですので、少しだけ技術的に説明します。
同じ管理であるお隣の「房総ゴルフ場」の信号機の始末がなされていなかったこと、そして大上ゴルフ場のクラブ拭きが荒かったこと、引用した「雨の日のスタッフの対応」のまずさなど、これを解消するのには、組織として「現場の意識を持続的に上げる」ことが必要です。管理レベルを「積み上げていく」には、問題を処理するときに原因を把握して、その問題だけでなく、二度と同じ問題が起きないように「再発防止」まで至らねばなりません。それには上司がしかるだけでも、中止するだけでもまた繰り返しに終わってしまいます。
気の利いた支配人一人による、現場の把握と、全体のレベルを上げていく動作でことが済むのは、せいぜいゴルフ場の形態ではスタッフ50人までです。例えば、「レイクウッド大多喜カントリークラブ」は、このしっかりした支配人を置くことで出来ているのでしょう。
しかし、房総カントリークラブは36ホール+18ホールのようです。これだとスタッフは100人を超えることになります。パート・外注などを使っていると、総勢では150~200人になります。ゴルフ場の形態で、口コミで指摘されている問題を起こさないようにするのは、支配人一人の管理力では不可能です。トヨタ流の組織運用が必要となります。大規模組織のモチベーションを保つことは容易ではありません。
持続可能な企業にするには?
これらの問題を改善して再発させないためには、現場の工夫が不可欠です。現場が自主的に…➡
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【ゴルフ場のご紹介~圏央道・市原鶴舞IC付近(東南側)】
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