【霞が関カンツリー倶楽部女性会員】オリンピックの新しくて古い問題

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IOCが霞が関カンツリー倶楽部が女性の正会員を認めていないことについて苦言を入れてきました。オリンピック組織委員会はどのように対処するべきなのでしょうか?

GDOニュース
http://news.golfdigest.co.jp/news/article/66922/1/
「小池都知事が「女性を正会員に」 東京五輪会場・霞が関CC「ビックリ」
2017/01/16 17:01:20

ウィキペディア
霞が関カンツリー倶楽部


霞が関カンツリー倶楽部は対応すべきなのか?

まず現代で女性を受け入れないなどと言った風習がゴルフ界にあること自体が、時代錯誤でしょう。確かに記事にあるようにイギリスのクラブでは現代にいたるまで女性を差別するような風習があるようです。これを女性差別と考えるか、古代オリンピックでも女性禁制であったように「文化、伝統」と受け止め、蔑視ではないと解釈するのかです。

現在のオリンピックの精神では女性も競技者として、多くの競技で活躍する時代において、ゴルフ界の時代遅れの風習ですが、改める良い機会ではあります。しかし、ゴルフクラブは極めてプライベートなクラブですので、「女性蔑視」と感じる人は男・女に関わらず、霞が関カンツリー倶楽部に近寄らなければ良いのであり、また会員を「女性蔑視の人物として」蔑視していればよい訳です。

ただ、オリンピック会場として不適切で、これから改めても現代までこの風習を守ってきているクラブで開く必要はないでしょう。もっと近くにも会場はあるので変更すればよいのです。

boku.522さん(@boku.522)が投稿した写真

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文化は文化

霞が関カンツリー倶楽部は政財界人が会員資格と言っても良いほど、閉鎖的なクラブであり、そこで開かれた文化としてのオリンピックを開く必要はもともとないのです。決めた人たちの不徳です。

ゴルフクラブの文化として正会員資格を男・女で分けているのであれば、それはそれで競技の会場として使用する方が不謹慎であり、クラブの文化は文化です。特殊な伝統を守ろうとするのも自由であり、それを蔑視するのも自由でしょう。

オリンピックはもっと開かれた現代にふさわしい会場にして欲しいものです。

【霞が関カンツリー倶楽部女性会員(2)】政争の具となったゴルフ

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