【2017トヨタが優勝したWRC】ラリーの楽しみ方を知りたい人へ(7) ドリフト走行の実際

モータースポーツ

2017年2月、テレビ朝日「世界ラリー応援宣言・地球の走り方」(深夜放送)が始まりました。そしてその直後、18年ぶりに世界ラリー選手権(WRC)に参戦したトヨタが、スウェーデンラリーで優勝したのを知っていますか? 今、ラリーが再び日本でブームになりそうな予感? でも「ラリー」っていったい何?という人は、ちょっと知恵をつけて楽しんでみましょう。

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ドリフト走行の実際(経験談)

ここで、少々自慢話をさせてもらえば、45歳になろうとしていたころ、無謀にもBMWの「安全運転講習会」に参加してみました。

ところが「安全運転講習会」とは名ばかりで、急ブレーキの体験・高速道路での回避行動などは良しとして、スピン走行の実践や最後のテストにはパイロンレースまでやらされました。

でもお陰様で、横Gによってタイヤのグリップ力が失われるスピード感を掴むことが出来たために、講習の後はカーブでの速度は見張るほど上がってしまい、一般道では安全運転の逆ではないのかと感じてしまいました。


その講習会の講師はレーシングドライバー、車はBMW325iAを使用しました。タイヤは講習会を1日やれば交換しなければならないほど摩耗してしまうそうです。ドリフトしたまま旋回を一周することもやりましたが、講師でもできませんでした。でも何度も繰り返して練習したので、受講者全員が酔っぱらってきて、顔が青ざめてしまうくらいでした。ドリフト走行とはこのようなものかと感じることが出来ました。アンチロックブレーキシステム(ABS)は外してあり、高速域で全力でブレーキングしてカーブを曲がれるようにするわけですが、ブレーキを緩めるのは足が思う様に動きませんでした。同時に、アクセルとブレーキを間違えるときの感覚も体験できました。

最後のパイロンレースでは、タイム測定をしました。単純なコースでパイロンを直線的に並べて、先端で180度ターンして戻ってくるだけでした。レーサーの講師が見本を示したのですが、180度ターンするときスピンターンと言って、曲がるときにハンドルを切ったと同時にサイドブレーキを引いて後輪だけロックして滑らせて最短距離で曲がってしまうテクニックを使ったのです。普通のドライバーはやったこともなく少々練習の必要なテクニックです。

それを見ていて、この場合は不利なテクニックだと感じて、私はパワースライドを使いました。これはハンドルを切ると同時にアクセル全開にして後輪を滑らせて向きを変えるテクニックです。パフォーマンスをやりたいときには、後輪が煙を吐いて派手なのでよくやるのですが、実は意外に素人にとっては簡単です。

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これらの講習は車の限界などを知ることができるので、一度体験してみると面白いでしょう! 日常の安全運転に応用することができます。ただ、公道では他人の迷惑になるので、良い子の皆さんはやらないでくださいね!

それと、ラリー観戦をするとき、ドライバーがどんなテクニックを使っているのかがわかるようになります。

次は、ターボチャージ・エンジンの強み➡➡

 

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