【2018ANAオープンゴルフ、北海道地震で中止】これまで来日してプレーした有名海外選手たち! フィル・ミケルソンやアーニー・エルスも。【アーニー・エルスのレッスン動画あり】

アコーディア・ゴルフ

ANAオープンゴルフトーナメントは、毎年9月第3週に行われる全日本空輸(ANA)の主催、日本ゴルフツアー機構(JGTO)公認の男子プロゴルフトーナメントの1つです。北海道北広島市にある札幌ゴルフ倶楽部輪厚(わっつ)コースを舞台にしていますが、2018年、北海道に起こった胆振東部地震により、残念ながら中止となりました。



ANAオープンがはじまったのは、1973年。すでに45年も経つのです。もうすぐ半世紀となりますが、それまで続いてほしいものです。

2018年は、残念ながら北海道に震度7の大きな地震が起き、中止となりました。札幌ゴルフクラブ輪厚コースから、わずか40キロという地域での地震でした。

↓↓↓札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コースは楽天では予約できませんが、隣の由仁コースが使えます。名匠・井上誠一の設計コースで、評価も「4.5」と好成績です。セルフコースではなく、すべてキャディ付きです。一度はプレーしておきたいコースですね。

 

【楽天GORA】

ANAオープントーナメントで思い出すのは、ジャンボ尾崎の連勝もすごいですが、世界の有名選手も訪れてプレーを見せてくれたのを思い出します。

日本のトーナメントに有名選手、強豪選手が訪れることが少なくなった今、忘れ去られないよう書き留めておきたいと思います。

 

イアン・ウーズナム(Ian Woosnam、イギリス・ウェールズ)

イアン・ウーズナム選手は、1991年のマスターズ・トーナメント優勝者で、男子ゴルフの世界ランキング1位も、通算「50週」保持した名選手。

ウーズナムという姓が読みづらいことから“Woosie”(ウージー)と呼ばれている。

身長165cm、体重76kgで、プロゴルファーとしても小柄な体格だけど、全盛期はツアー屈指の飛ばし屋として知られている。

日本人と体系も似ているので、スイングを参考にする人も多かった。

 

アーニー・エルス(Ernie Els、南アフリカ)

アーニー・エルス選手は、現在でも、PGAツアーで活躍中。

ゆったりとした優雅なスイングと、大柄でおっとりした物腰から「The Big Easy(ビッグ・イージー)」という愛称で呼ばれている。

↓↓↓アーニー・エルスの貴重なスイングレッスン。バックスイングの時にできる「コの字」をキープすることがコツと言っている。

1994年のオークモントカントリークラブでの「全米オープン」でメジャー大会初優勝。全米、全英とも2勝を挙げている。

若いころテニスでも才能を見せていたけど、ゴルフを選んだという。

↓↓↓2018年1月、アーニー・エルスが「ゼクシオ」のグローバルアンバサダーに就任。

 

ニック・プライス(Nick Price、ジンバブエ)

ニック・プライス選手は、1990年代を代表するプロゴルファーの1人。メジャー大会に通算「3勝」を挙げた名選手である。1993年と1994年の2年連続でアメリカPGAツアー賞金王(賞金ランキング1位)になり、1994年は世界ランキングでも年間最終ランキング1位に輝いた。

同時代、ニック・ファルドという有名選手もいた。

 

グレッグ・ノーマン(Greg Norman、オーストラリア)

グレッグ・ノーマンのニックネームは、White Shark(ホワイト・シャーク)。

全盛期には、ゴルフ世界ランキング1位を通算「331週」保持しており、これはワールドゴルフランキング制度が発足した1985年以降ではタイガー・ウッズに次ぐ記録!

↓↓↓グレッグ・ノーマンのトレードマークは、カウボーイハット。実際には、オーストラリア出身なのでカウボーイハットとは言わず、オーストラリア独特のオーストラリアン・ブッシュ・ハット(Austrarian Bush Hat)というらしい。

グレッグ・ノーマンは、1986年と1993年の2度、全英オープンで優勝。その他のトーナメントでも、優勝争いには、これでもかというくらい食い込む選手だったが、その割に優勝を勝ち取る回数は少ない選手だったので有名。

現・日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長である青木功プロとは、長年の親友。元F1チャンピオンのナイジェル・マンセルとも親友。

ゴルフ以外にビジネスも手がけており、近年はゴルフコース設計やワイン販売など実業家としての活動。ひょっとして、ゴルフよりも本業??

 

フィルミケルソン(Phil Mickelson、アメリカ・カリフォルニア州)

フィル・ミケルソン選手は、現在でも、PGAツアーで活躍中。

生涯獲得賞金ランキング歴代2位、PGAツアー通算43勝(歴代9位)。マスターズ3勝、全英オープン1勝(2013)。

↓↓↓2018年は、ワイシャツのCMでお茶目なダンスを披露して話題に。(他にも試合中の愚行が…)

メジャー大会の優勝争いでは、あと少しのところで涙を飲む事が多く、長らく“無冠の帝王”と呼ばれた。2003年はミケルソンのプロゴルファー生活でも最悪の年となり、なんと、大リーグ野球のデトロイト・タイガースの3Aで投手の入団テストを受けたことさえある。

日常では右利きなのに、ゴルフでは左打ち。、“The Big Lefty”(ビッグ・レフティー)と呼ばれている。

↓↓↓ミケルソンは「ロブショット」の達人。下の画像は、進行方向逆にスイングしてべたピンとするロブショット(逆ロブショット)。クラブの開き具合が半端じゃない! アマチュアだったらムリ。

ゴルフクラブはキャロウェイゴルフを使用しているが、1992年から2000年までは日本のメーカー、ヨネックスを使用していたこともある。1999年のカシオワールドオープンでは予選落ちとなってしまったが、インタビューではメモを見ながら日本語で答えていた。親日家でもある。

↓↓↓こちらは、フィル・ミケルソン監修のキャロウェイのウェッジ。トゥ側のデザインが普通と違い、スコアラインがトゥギリギリまで切ってある。ミケルソンお得意の開いて使うときに、スコアラインが効いてくる仕組み! 残念ながら、彼が良く使う64度の商品はないようです。でも、ロブショットの練習にいいかも!

 

↓↓↓チップインもなんのその! それよりもギャラリーのの喜びようがスゴイ!

古き良き時代の日本のトーナメント(タイガーウッズも御殿場に)

今では、世界の有名、強豪選手が日本のトーナメントに来ることも少なくなりました。

しかし、かつては上記のANAオープンように、そうそうたる顔ぶれが訪れていました。

例えば、秋に開催される太平洋マスターズ(太平洋クラブ御殿場コース)に、タイガーウッズが参戦していたことは有名です。その時、賞金以外にタイガーに支払われていたのは6000万円ともいわれています。(定かじゃありませんが、支払われていたのは確かです。)

↓↓↓こちらが、タイガーウッズが太平洋マスターズで優勝した名場面。ギャラリーの数が半端じゃありません!!

 

今世界的にも、ゴルフ場は少なくなり、ゴルフ人口も減っているという。日本でも、ピーク時に1450万人いたゴルファーも、20年ほどで500万人近くまで減っています。実際にゴルフをやる人(ゴルファー)と、観戦者(ギャラリー)とは別ですが、観戦者が多い時にはゴルファーも増えるのは当然でしょう。

ゴルフ人口を増やすには?

だから、業界はタイガーウッズや石川遼、松山英樹などスター選手に頼ってしまうのでしょうが、やはりそれは、人気が落ちれば一時的なものとなってしまいます。

また、世界的にも貧富の格差が広がり、経済的な理由も一因となっています。

それには、時流とは違う積極的な施策が必要です。トーナメントを開催するならば、地場、地元の人たち(開催するゴルフ場以外のゴルフ場、練習場、レッスンプロ、スポーツ・ゴルフショップなど)を巻き込んでゴルフファン、ゴルファーを定着させるようにしなければなりません。地元密着を徹底するのです。

思い出してほしいのが、メジャーリーガー・大谷翔平を生んだ日本ハムファイターズの事です。かつて東京が本拠地だったファイターズは北海道に移転しました。北海道に行って、観客動員数がどうなるか?心配するのが当たり前です。

しかし、東京時代に142万人だった観客は、北海道で195万になりました! これには、地元密着にするための並々ならぬ努力がありました。

参考:プロ野球動員数増加のヒケツ~各球団のマーケティング術~

草野球や少年野球があって一般に定着している野球であってもこれなのですから、ゴルフがこれ以上の努力をしなければならないのは明白。

早くマーケティングをきっちりやって、あらゆる努力をして、ゴルフ人口を増やさなければ業界がダメになってしまいます。

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