【PGAはデータ・オタクの会?】詳細版・経過報告[6]

アコーディア・ゴルフ

「公益社団法人日本プロゴルフ協会経営戦略会議」114ページに渡る資料(平成27年2月27日)ですが、調査やデータ整理など矢野経済研究所がサポートして、まとめた資料を見ています。かなり突っ込んだ調査をしているのですが、どうも核心であるゴルファーの都合について、立場や気持ちを理解できないようです。

問題点をかなり正確につかんでいるのですが、解決策となると業界の都合が前面に出て、ゴルファー不在の対策になっています。良いことが書かれているのですが、ゴルフ場・練習場経営者のレベルが低いのかもしれません。

しかし、、アコーディア・ゴルフの中期事業計画立案は、このデータから発想していくべきでしょう。これまでの事業計画は市場分析から入っていませんので、破棄すべきです。PGAの研究とは反する言動です。

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P106の倉本構想を見ているのですが、具体策がなく「構想」だけです。これらの必要性を一括して実現するいわゆる「スーパーな方法論」が必要です。必要性をどれほど詳細に網羅しても、具体策を提示しなければ現場は実行できません。むしろ実行計画には詳細な分析が邪魔です。統合していかねばなりません。

その一方でPGAの具体策は、聞こえてくる限りではイベントにすぎません。広告技術も必要です。

データをこれ以上いじっていても、無意味です。ゴルファーの意識がどこにあるかは明確です。

1.誘ってもらって、2.仲間と気楽にやりたい放題、3.楽しんで健康に良い運動】これだけです。

このデータからはこれ以外の分析は、何らかの虚偽が含まれてしまいます。明確で議論の余地はありません。

PGAの分析内容実行計画は企業内など組織運用が出来る場でないと実現しませんが、業界内を企業内と勘違いしているようです。実行不能のお遊びです。PGAが思い上がって勘違いしているのか「矢野経済研究所」が、分析と実行は違うことを知らないのか、思い上がっているのでしょう。「やってごらん!」

2年以上前の資料ですが、実現しているとは思えませんね。

矢野経済研究所が「データ遊び」をしているとしか思えません。資料から見て、実行が遅れ過ぎです。

何らかの嘘があります。

「20年で市場が半減した」とありますが、この矛盾した言動が原因ですよ!

ボランティアを募集したのはこうした状況を脱するためなのではありませんか?

それにしては高慢ですね!


■対策は2つ

再度書きますが対策は2方向から行うべきで、一致しなければなりません。

これでP107の倉本構想が動き出せます。

対策1:個別ゴルフ場側から行うべき対策。

「ゴルファー(これからの人も含む)のライフスタイルに提案」を制度的に用意する。

これは全国一律に近い対策。(誤解を生むので詳細は書きません)

対策2:全国の地域ごとに行う、ゴルフ練習場からゴルフ場までの役割分担。

「ストーリーの策定」が要です。

ゴルフ場は立地の良いところが「名門」になりやすく、会員権相場、プレーフィー相場とも高額を取れる立場にいます。しかし、国民の立場からは、近くのゴルフ場ほど気軽に利用したいのです。そのため立地条件を「新たな目線」つまり「ゴルファーの目線」で精査して、ゴルフ場の設計性格を見定め、役割分担をします。

居住地から遠くとも本格的なゴルフ場もあり、本格的プレーを望むには向いたゴルフ場であったりする。しかし、集客に苦労するなどしているため、プレーフィーは安くならざるを得ない立場です。

これを全てのゴルフ場を役割分担することで、集客の幅を持たせ、1ゴルフ場単独の集客から解放します。

詳しくはこの紙面には書けませんが、「集客技術」を生かすために、「立地条件」を在来の見方から解放します。3つの種別で区別するのが適当でしょう。

この作業一つでも、業界内で大いにもめることでしょう。またこの「役割分担」が「集客ストーリー」を形成する要です。これを十分に時間をかけて議論して、団結する必要がありますが、関係者の集客技術がレベルアップする必要があります。現在の経営者・PGA戦略会議のレベルでは「トンチンカンプン」でしょう。


対策1対策2が同時に進められるべきです。その内容はアイデアは簡単ですが、業界の抵抗感が強く実行は難しいでしょう。現在はデーター分析屋ではなく経営屋が登場すべきなほど、データが既にそろっています。実行あるのみです。

データをこれ以上、いじりまわしても推測にすぎず、実行段階で必要に応じて細部を検討すべきです。「矢野経済研究所」がデータ分析に偏り過ぎているようです。この計画を進める倉本会長達が、経営感覚で「データー屋と実務屋」を使い分ける実力が必要です。

この様子では、それぞれの担当者の感覚で実行を阻害しているはずです。経営陣が主導権を持てなくては進みません。ゴルファーでデータに強い人はどれほどいるのでしょうか?経験不足がにじみ出ています。

実質的に「結果を出そうとしていない」ことが、この組織の弱点です。この対策をしないと進みません。

■早くしろ

資料を見る限りにおいては「データ分析が趣味か?」とオタク族を感じます。実務的な判断が遅いようです。しっかりしてください。これだけののデータが揃っていて、実行が遅すぎます。

ゴルファーのライフスタイルは明確です。あとは細部に入って有効になるデータです。

団塊の世代のリタイヤまで間に合わないよ・!!

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