「東芝、横須賀の植物工場を12月末に閉鎖。レタスなどの生産・販売も終了」[2]

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☚「東芝、横須賀の植物工場を12月末に閉鎖。レタスなどの生産・販売も終了」[1]

開発と実用化

根本的なお話を少しだけしておくと、どのような技術も研究開発の段階と、実用化の段階があります。過去の、実用化出来なかった技術の理由を研究するだけで、かなりの「先見の明」が出来てきます。

そして振り返ってみれば「無用の長物」として歴史のかなたに消えていく技術を、今も散見されます。

例えば「戦艦大和」などと言ったら「古い」としか感じられないでしょうか?

トヨタの「ミライ」も無用の長物になる可能性が大きくなりました。水素社会とは「中間が多すぎ」ます。

かつてアメリカ軍の戦闘機には「センチュリー・シリーズ」と名付けられた一群があります。

f15

F100は世界初の超音速戦闘機です。F101、F102と続いてF103が抜けて、F104となります。F104Jは航空自衛隊が採用して現在でも現役です。F105はベトナム戦争で、ほぼ全滅しました。F106と続いてF107、F108、F109と欠落しています。そしてF110、これは後にF4とアメリカ海軍の名称と統一されています。そしてF111で終了しています。このF107からF111の乱れと言うか変化は、マクナマラ元国防長官が提唱した「費用対効果」による変化でありましょう。この変革をもたらした軍事概念が「選択と集中」になって民間に降りてきているのです。

そして現在のF22・F35に至る過程を見れば、先見性のある「費用対効果」の概念と「開発技術」と共に「実用化」の技術開発がいかにリンクしなければならないものかを知ることが出来ます。

費用対効果

この欠落した戦闘機の名前が「実用化」の壁と「費用対効果」の考え方の登場による革命の時期でした。

現在のファンドの考える「資金効率」と東芝が今回、選択しなければならなかった「資金効率」とは、全く別のものと捉えるべきで、一般に言われる「資金効率」とはファンドの考える資金効率のほうです。

アコーディア・ゴルフとPGMが見せた、「ファンドの資金効率」の考え方が、いかにも「稚拙」でばかげたものであるのかを、東芝の例でも見ることが出来ます。

「費用対効果の概念を拡大、適応する」ことが、現在のゴルフ業界にも求められているのです。

このあたりは、いずれ丁寧に追ってみたいともいます。・・・つづく