【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(4)】

アコーディア・ゴルフ

2016年11月29日付け「アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによるTOBについて」の書面による発表。

出典:http://www.accordiagolf.co.jp/pdf/161129-1.pdf

コースクオリティ・ラウンド快適性の向上及びポイント施策の強化等を通したゴルフ場運営の価 値向上 ゴルフ場運営の価値を最大化するために、設備投資による芝質の向上を始めとしたゴルフ場の最大 の商品であるコースのクオリティを向上させる投資、コース混雑の緩和に向けた最新のカートの導入、 混雑の科学的な原因分析及びコース改造等の施策の実施を始めとした快適なラウンドを実現するサー ビスへの投資

この動きに収まる裏側に「金融庁」の動きがありますが、アコーディア・ゴルフ側から「内部告白」をすれば、ムリな自社株買いを避けることが出来たはずです。

☚【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(3)】

【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】

企業経営の絶対のポイント

前出の例は、企業として進めなければならない問題点と個人のやらなければならない課題を、一致させて「自分のために働くことが、企業の利益になる」ことを現しています。これがポイントです。これを多数の社員、多数の散らばった営業拠点に浸透させるのですから、簡単でないことは分るでしょう。トロフィア習志野カントリークラブ【習志野カントリークラブ キング・クイーンコース】かつての名門のように、資金を投下して支配人も一流を用意してもゴルファーの支持を取り戻すのは容易ではありません。「信頼」を作り上げるのは長年の努力がいるのですが、壊すのは一瞬です。取り戻すのはさらに長い年月を必要とします。

前出の事例(【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(1)】)でも、私と社員たちとの信頼関係が基礎にあることが感じられるはずです。それは私の親父の築いてきた信頼関係で、「会社は自分たちのためにならないことはしない」「指示通りに動いていけば、損はない」と無意識に感じているのです。だから「ガッツポーズだけで」互いの利益が一致していることを確信して、困難が目の前にあっても前向きになれるのでした。また仲間(社員)同士で助け合わねば仕事を成し遂げられないことを、無意識に浸透しているので、親分もまた「余計な仕事」であっても、仲間のために努力して、そしてその努力はいつか、自分の仕事に役立ち、自分の人生に利益をもたらすことを、当然のように確信しているのです。だから「わがままな要求も会社にぶつけてくる」し、「激しい議論にもなる」のです。でもそうして自分たちを引っ張ってくれるのが会社であり社長であるのだとしか、考えていないのです。つまり会社が裏切るなどとは全く考えてもいないのです。会社の裏切りとは「社長だけが個人的な利益を受けて」社員の給料を低くするようなことです。つまり社長や上司が裏金などで自分だけの利益を求めるスキャンダルなどないと心から思っているのです。経営者が自分たちの保身のために、「会社の金で株主のご機嫌を取る」などしたら、組織全体が利権の奪い合いになってしまいます。良くある官僚・政治家の癒着の問題など起きる組織にしてはならないのです。・・・つづく

➡【アコーディア・ゴルフに関するMBKパートナーズの取り組み(1)】
【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収について(1)】~(9)➡
【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】

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