【はごろもフーズ、ゴキブリ(1)「シーチキンLフレーク」】

日記

「公表も自主回収もしない」と当初メディアの取材に回答。ネット炎上とニュースとなったため急きょ公表、該当工場の一時生産休止と、希望者には商品交換と公表した。

経営者の知識不足と高慢さが招いている不祥事か・?

tomoさん(@pinkyriri704yz)が投稿した写真

品質管理の本質を理解せよ・!

まず品質管理には2つの要素があることに気付かねばなりません。

第一には「危険・有害」など実質的な危害が出るなど品質不良による損害を出さない、本体的な意味合いです。

第二には「企業の危機管理」の意味合いから、営業的打撃を出来るだけ少なくする意味合いです。

この意味合いから今回「はごろもフーズ」の対応は専門家とはいいがたい対応です。

完全に防ぐことは困難

今回のような「稀に起こる不良」について「確率を下げる」ことは困難を伴います。

今回、保健所が立ち入り調査したところでは、虫が入る可能性が残っていたようです。また「昼休み缶を開けたまま」作業員が工場から出て、確認せずに作業を再開したため発見できなかったようです。確かに仕切りカーテンの老朽化で虫の混入の可能性がある状態であったようですが、その後のいくつかの偶然が重なって起きています。つまり「感覚的」には「非常に確率の低いこと」が起きているので、カーテンを補修しなければならないことに誰も気づいていなかったのです。

このように、人間のやることですので「どこかに不備があり、それがいくつかの偶然が重なって事故になる」ことが不良の本質であり、それを防ぐのが「品質管理」であるのです。

この不良の確率は年間3億個の生産のようですので、おおよそ3億分の1の確率になります。これを0にすることは、マックの製品に異物が混入しないようにすることよりも、はるかに少ないことです。そのマックの異物混入不良の確立を下げる努力でも絶望的なのです。

それでも再発防止策は出来る

「気を付けます・!」と「再発防止策」はどこが違うのか・?・・・・・つづく

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