【豊洲市場問題「私怨?」(3)】石原慎太郎×小池百合子

日記

豊洲問題で石原慎太郎と小池百合子の対決が激しくなってきました。面白いと言えば面白いのですが、国民の目からは迷惑な話です。豊洲移転の技術的問題点を検討し、修復して移転できるものか、諦めるべきなのかを早く結論を出すことが先決でありましょう。築地市場業者の人たちはたまったものではありません。この点で小池東京都知事の常識を疑わねばなりません。

➡【豊洲市場問題「私怨?」(2)】石原慎太郎×小池百合子


正義・統治・利益

東京都知事の権限は絶大なようですが、「豊洲の土地購入は石原東京都知事の間違いで、賠償すべき」とする一部住民の訴えに対して、これまでは「石原元東京都知事の責任はない」として争ってきた東京都が、派閥の違う都知事になったとたん「責任がある」とする立場に変換するのでは「東京都の法律的解釈は当てにならない」ことになってしまいます。裁判所でなくとも行政は「法に基づいて活動している」とする建前が崩れてしまいます。恣意的な東京都の立場の取り方は許されないのであり、最初から東京都の法的立場の取り方に問題があるのです。また法務部が法的解釈を、その時の都知事の意向で恣意的に偏向するのは、独裁政権でしょう。

都知事は政治家でありますが、行政の長となったのなら「統治モード」に変換しなければ混乱します。それはトランプ政権の言動と同質の不安を感じます。


小池都知事に期待するもの

小池百合子個人の立場で政治家としての立場がありましょうが、中央政界に戻るなどの野心があっても大いに結構なのですが、行政の長として政争を優先しすぎているのは迷惑千万です。

トランプ大統領の支持者の中には「隠れトランプ支持者」もいることなどは、トランプ氏が「社会的モラル」を欠いた言動であるとの認識がアメリカ国民の中にあるからです。

小池東京都知事の言動にも「高いモラル」を見せてください。ボランティアの制服のデザインなど、わざわざ時間と予算を掛けて変更する必要などないのです。それよりも「待機児童解消」に向けて全力で取り組む必要があるはずです。また築地市場移転、あるいは改装を、出来るだけ速やかに行う必要があるのであり、政争に予算やエネルギー使うくらいなら、豊洲市場予定地の技術的詰めを全力で行い、諦めて代替案を進めるのであれば余計に急がねばなりません。豊洲で改装工事を付け加えれば問題が解決できるのであれば、すぐにでも行うべきことは明らかです。補償金を出せば済むのではなく、築地市場関係者の苦悩を早く解消しなければならないのです。築地市場を消滅させる気なのでしょうか?

小池百合子氏の「管理技術の間違いを犯してでも、政争を優先する姿」は都民・国民の立場からは「異常」と感じます。問題を正確に詰めていけば必ず責任問題はあぶりだされます技術的真実に従ってくださいトランプ政権と同じように、いつまでも選挙モードで統治に向かっておらず、素人集団です。「小池支持者」は目を覚ましてアドバイスするべきは早くすべきです。

➡【豊洲市場問題・百条委員会で何を追求すべきなのか?(1)】

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➡【豊洲市場問題、議会参考人招致(1)】石原慎太郎「喜んで応じる」
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