【カールビンソン・まだインドネシア沖?】トランプ流フェイクか?[3]

トランプ・アメリカ大統領

4月15日には北朝鮮近海に展開すると伝えられてきた原子力空母カールビンソンが、いまだにインドネシア沖にいるとの情報や、インド洋に向かったなどとした情報まで飛び交い、「トランプ流フェイク」かと思わせるほど、納得できない情報です。

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➡【カールビンソン・まだインドネシア沖?】トランプ流フェイクか?[1]

【アメリカは北朝鮮を攻撃できない?】


命中精度との関係

シリアでの巡航ミサイルの命中率は90%以上と考えられるのですが、神風は7%程度でした。これでは同じ500kg爆弾を積んでいても、10倍近い攻撃効果が見込まれるのが巡航ミサイルです。命を懸けての攻撃でありながら改めて神風のむなしさを感じることになります。


東京大空襲のように無差別爆撃であれば、命中精度の差は攻撃効果としてはあまり差は出ないはずですが、現代はシリア政府軍のサリン攻撃のような無差別爆撃は許されず、ピンポイント爆撃を要求されるのがアメリカの行う攻撃です。今回北朝鮮との戦闘でも爆撃はピンポイント攻撃が要求されており、その点ではF/A-18の300機はB29の3,000機にも相当する可能性があります。ミサイル破壊、要塞化された38度線の砲撃陣地を破壊するなどの攻撃では、B29との比較は無意味なものでしょう。

どう考えても、現在、常に展開している戦力だけでも、B29数千機に相当する可能性が考えられます。

それに対して北朝鮮軍の近代化も進んでいるはずですが、アメリカ軍との技術的差は、むしろ拡大していることが窺えます。

それでも反撃できる

アメリカ軍が第一撃で北朝鮮の反撃能力を封じ込めると考えれば、攻撃は避けられないでしょう。しかし、核ミサイルだけでなく日本を含めて、北朝鮮の反撃を受けると考えられるので、その場合は逆に東京大空襲の規模をはるかに上回る被害が出るものと覚悟せねばなりません。

戦争では無傷でいられないのです。知恵がほしい時ですね!!

➡【ABM・ミサイル迎撃ミサイル(1)】本当に有効なのか?

【アメリカは北朝鮮を攻撃できない?】
➡【トランプ大統領にとっての武力攻撃(1)】空母打撃群