【スバル・インプレッサ、マツダ・CX-3の操縦安定性と乗り心地(3)】

スバル

写真出典:http://www.subaru.jp/brand/technology/technology/safety_passive.html

スバル・インプレッサもマツダ・CX-3も操縦安定性については、かなりの研究開発を進めてきて現在では両車両とも自信を持っているようです。しかし、両車両を乗り比べるとかなりの違いがあり、サポート電子制御にも違いが大きいようです。そもそも「乗り心地とはどのようものなのか?」「操縦安定性とどのようなかかわりにあるのか?」など難しい問題であるようです。技術的内容を含めながら、試乗記を土台に見渡してみましょう。

【スバル・インプレッサ、マツダ・CX-3の操縦安定性と乗り心地(2)】



パニックブレーキ技術の内容

出典:http://www.subaru.jp/impreza/impreza/safety/safety1.html

まず感じたのが「ブレーキ容量」と言われる車重に対してブレーキの効きの差です。これは現在の「ディスクブレーキ仕様」ではディスクの径の大きさが主な要因です。径が大きいほどブレーキの力も強く働くのが基本です。

これは現在のスバル・インプレッサ、マツダ・CX-3の両車種とも、何気ないセダンでありながら十分な容量を持っています。15インチサイズで小さいと見えますが120kmぐらいからのフルブレーキングなら余裕を持って効いていると感じます。

そのとき左右のブレーキの効きのバランスが取れていることがスピンしないことにつながるのですが、容量に余裕があれば制御もできるのであり、現在のブレーキ制御システムでは、不安を誰もが感じないでしょう。

40年ほど昔では、三菱Σの実力は殆ど「高速走行の安全性は考慮されていない」と言いたくなるほどでした。当時の日本の道路は舗装がすべてにいきわたっておらず、簡易舗装などもありセッティングは「凸凹道」に合わせていたと言えるのでしょう。

先日のマツコと豊田章男社長のテレビ番組に出てきた、テストドライバーのセッティング基準が欧米の基準ではなかったことも大きな要因でしょう。現在ではドイツのアウトバーンに対応していますので、「どのようなセッティングにするのか?」の基準を自由に選択している状況でしょう。

乗り心地とは?

「乗り心地」はプラットフォームを含めて、サスペンション、タイヤ、シートなど車のすべてを含めて成り立つものです。マツコ・デラックスのように「お尻の肉」まで含めて決まるのだそうです・・・

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