【トランプ次期アメリカ大統領は縦思考(1)】アコーディア・ゴルフと類似性

トランプ・アメリカ大統領

日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM14H1O_U7A110C1MM0000/
トランプ氏の大統領就任式、デモ99団体計画 
2017/1/14 13:15

トランプ次期アメリカ大統領は「会議が苦手」であり、いつも主観的であり自分の視野です。対してオバマ大統領は視野が広く全体の枠組みを考慮しています。「横思考」とでも言えるかもしれません。

つまり「客観的視野」を持っているか否かですが、他者の立場を認識できない「脳機能」と言うのがストレートな言い方でしょう。ですからトランプ氏の思考は「ブツ切れ」「個別の問題」として認識しているのです。


敵対的な認識

トランプ氏が個別の企業に対して介入してくるのは「作戦」ではなく「成功体験」です。個別の問題では「強引」であることが有利に展開することが多いことでしょう。商取引には有利な場面がほとんどです。その成功体験で外交も考えているのであり「作戦」と言うには幼稚な敵対的言動になるのです。

例えば、貿易赤字が出ているのを見ると、「中国、日本が悪い」と敵対的に受け止めてしまいます。他者の立場が思考過程に入ってこないので、自分の立場から見ると不都合な問題は、その経緯やメカニズムで自分に原因があることもあるのも認識できずに「相手が悪い」「邪悪な魂胆」との認識になります。

「グローバリゼイション」ではなく「グローバル主義」のように誰かの意志で行われているとの認識で、「社会全体が誰の意図でもなく動いている方向性」などとの認識が受け入れられません。そのため人件費が安い国で生産し、逆輸入するビジネスモデルも、「悪い魂胆」と受け止め、さらには「アメリカ、いや自分の立場にとって悪い」と受け止める理由を精査することもありません。「支持者がため」に自分が言動していることを「本当はゆくゆく結果が悪く出るかもしれないが、自分の立場が固まるのであれば良い」としか認識しないのです。「嘘を言っているとの認識は持てない」のです。

メリルストリープさんがスピーチした「憎悪すれば憎悪で返ってくる」「暴力には暴力で帰る」などの「理念」は認識できません。自分に「敵対すれば倍返し」しているのにです。ここに「バグ」があるのです。

説得は危険

トヨタが名指しで非難されたので、数字を示してアメリカ社会でのトヨタの貢献度を示しましたが、説得されているようですが、むしろ「邪悪さ」を感じているはずです。数字や論理で説得することは大変危険で・・・・

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