【トランプ次期アメリカ大統領(19)】政治の私物化[4]

トランプ・アメリカ大統領

トランプ氏と安倍総理の会談に長女イヴァンカさんが同席したことが批判の的となっています。トランプ氏はアメリカ大統領になったとき政治を私物化しないと言えるのか?疑問符がついているようです。

☚【トランプ次期アメリカ大統領(18)】政治の私物化[3]

人なつこいトランプ氏

トランプ氏が、「自分はアスペルガーである」と自覚しているか否かが最重要でありましょう。警戒心があまりなく、誰にでも人なつこい姿勢で接することが出来るのが、アスペルガー症候群の特徴の一つでもあるようです。他人と自分の立場の関連性が認識できないので、警戒心も待たないのでしょう。

自分で「アスペルガーである」と私に告白した精神科医は、通常はむしろ「えばり過ぎ」と言える状態から、突っ込んだ話をすると妙に「人なつこく」なって戸惑ったことがありました。客観的な立場の相違や、現在の各人の立場を認識できないので、それ相応の言動が出来ないのです。そして急に「自分の立場を主張」したりしました。「病院の売り上げのノルマがあって、薬を処方したいのだ!」と言った具合です。無用な「薬漬け」の話を、悪気なく人なつこい態度で医者がするのです。

「トランプ氏は人なつこい印象を持った」と安倍首相が話していましたが、外交の場では想定問答で研究して決めた態度をとることで、問題はないのでしょう。これから勉強が続くと思われます。

私物化の危険

トランプ氏が政治を私物化する危険性は、オバマ大統領に比較すれば高いとしか言えません。でもスタッフが固められれば、間違いは防げます。その場合、止めに入る人物に寄り言動が左右されます。通常、忠言を言う人を遠ざけてしまうのがワンマンの常です。アスペルガー症候群の人を助けようとすると必ず恨まれます。関係性が理解できないからです。目先の自分の利害は理解できても、TPPのような条約の有効性を理解するには、長期に渡る利害関係を認識できなければなりません。「短期主義」で走り続けてきて成功しているときに、長期の情勢の関係性を理解させることは難しいのです。トランプ氏が無条件で受け入れる人物が必要です。それが長女のイヴァンカさんなのでしょう。

アスペルガー症候群の人の中に「アダルト・チルドレン」である人もいます。「自分が決めた人の言うことに従わないと不安になる」のです。理論的筋道や自分の利害を無視して、その人に忠義を尽くします。脱することが難しいようです。アスペルガー症候群の人の周りに、同じアスペルガー症候群の人が集まるのはそのためなのでしょうか・? 過去、信じられない集団をいくつか見てきました。ヒトラーの再来となるのか、むしろアスペルガー症候群の天才的才能を見せられることになるのか、どちらにしても、個人的には大変興味がわく事態です。

TPP離脱を再度表明

日本やオバマ大統領などTPPを推進してきた各国代表が批准を進める合意をしたとたん、トランプ氏は離脱を再度表明しました・・・・

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