【置き去りにされた人々(7)】トランプ現象の真実[7]

トランプ・アメリカ大統領

アメリカでトランプ次期大統領が誕生しました。イタリアで現体制批判を行う政党が指示を伸ばしています。オーストリアでもグローバル化に反対する人々が増えています。フランスでは次期大統領は極右政党になるのではと見られています。EUが崩壊の危機に直面するのでしょうか? 中国は共産党一党独裁でありながら、極端な富の格差を生み出しながらグローバル経済を推し進め、世界を制する計画を進めています。日本はグローバル化を進める自民党右派が強力な安倍内閣を組織しています。

☚【置き去りにされた人々(6)】トランプ現象の真実[6]

主権侵害の存在「グローバル企業」

韓国で財閥支配の弊害が問題となりました。戦後、日本の財閥が解体されましたが、その理由は「戦争を推進した勢力」とみなされたからです。グローバル化を進める手法が、第一次世界大戦・第二次世界大戦を生み出したと認識されています。「帝国主義」と言われますが、基本はグローバル資本主義です。グローバルな企業活動を行いたいがため、世界の列強が植民地支配を進めていったのです。その列強同士の縄張り争いが世界大戦となったと認識してよいのでしょう。手法が少しばかり利巧になっていますが、現在の中国の動きは、「帝国主義」そのものです。「金による支配で、政治的支配も固める」と言うことです。

現代見方でいえば「紐付き経済援助」のひもが強すぎるのです。「金で黙らせる」などと、現代日本の社会のようです。TPPもアメリカと中国の縄張り争いで、日本はアメリカと組んでいたはずでした。

これらの動きも結局のところ「グローバル企業」の活動のため世界中が動かされているのです。

そして現在では小国の経済はグローバル企業次第となっており、国家に対して選挙で国民が主権を持っていても、グローバル企業の支配を排除することが出来ない状態です。

世界中の国民は「無意識」であっても、この「主権侵害」に抵抗し始めた結果なのです。今度は世界規模の財閥を解体しなければ、我々の主権は存在しなくなります。ファンドの活動を規制できなくなっている現状を考えると、既にファンドの力が我々を支配しているのでしょう。

武力から金の支配、そして武力

村上ファンドがアコーディア・ゴルフを支配した様子を見ると、社員は無抵抗に近く、数百億円を彼らに与えてしまいました。社員の主権を守れないのが現在の日本の法律であり、日本国の支配力であると・・・つづく

【置き去りにされた人々(8)】トランプ現象の真実[8]➡

【トランプ次期アメリカ大統領(9)】アスペルガー症候群[1]

【トランプ次期アメリカ大統領(16)】政治の私物化[1]

【トランプ次期アメリカ大統領(20)】TPP離脱[1]

【トランプ次期アメリカ大統領(14)】会議が苦手[1]

安倍首相、トランプ氏との会談が終わってみれば・・・