【トランプ次期大統領・利益相反問題(5)】

トランプ・アメリカ大統領

現在、アメリカ国民が最も関心を持たなければならない問題点は大統領の「利益相反問題」であるはずです。それは民主主義の基礎を崩し去ると言うだけでなく、世界の民主主義の基準を崩しかねないということです。

日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO11628560T10C17A1000000/

[FT]トランプ氏の見下げ果てた「利益相反」への対応(社説)

☚【トランプ次期大統領・利益相反問題(4)


弾劾の可能性は?

それは、ゴールドマン・サックスの元幹部やグローバル企業の元幹部を、政権中枢に据えたことで、彼のとらえ方を証明しています。自由主義の理想に向かって「平等な配分」など、彼は認識できていません。グローバル化がもたらした産業の空洞化については、表面の数字の理解であり、そこで成功した人々を政権スタッフの中枢に置いている矛盾を、彼は自分の利害で見ているので認識できないのです。つまり支持者に礼をすることからの発想で見ているのでしょう。

短期的には「成果」が現れて、国民が支持することでしょう。しかし、それが破たんするときがやってきます。どのような場面なのかは分りませんが、ファンドの短期主義では社会は成り立たないのと同じです。

トランプ支持者たちが「トランプ氏の実像」に気付くのが遅れると悲劇がやってきます。まずは、トランプ氏以前の利権を壊すことは、見ていて痛快ですね。

例えば、ロッキード社はF35の値下げを受け入れたようですが、入札などの問題が多い軍事産業にメスが入るのは痛快です。日本の入札価格も精査すべきです。

でもそんなに単純ではありませんね・! 今後も茶番劇は続くのであり、それがいつしか現実となって、ヒトラーの再来とならないことを強く願い、マスメディアの反省と健闘を心から祈っています。

トランプ氏の判断基準は自分自身以外ないことを肝に銘じて、短期的利害の一致で惑わされないことが重要です。

予想外の社会秩序が誕生するのか?トランプ氏が弾劾を受ける事態に至るのか?その中間はないのではないでしょうか?

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