【ミケルソン使用、話題のミニドライバー】アマチュアにおススメでない理由

ゴルフギア(道具・用品)

先日「全米プロゴルフ選手権」を制したミケルソンが2本のドライバーを駆使したことが話題になってますね。1本は長尺、もう1本は短尺のミニドライバーです。さて、気になるのはそのミニドライバーがアマチュアにも有効なのか?検証してみましょう!



ミニドライバーはアマチュアには不向き!

結論から言いましょう。

ミケルソンが使用していたミニドライバーは、ドライバーとして使用するには、アマチュアには基本的に不向きです。

それは、体積が小さいからです。

 

ミケルソンが使用していたクラブは、

テーラーメイド: オリジナルワン ミニドライバー(11.5度)

シャフト: フジクラ Ventus Black 7 X

です。そして、

体積は275ccと、ドライバーとしては小さいのです。

オリジナルワンのミニドライバーは2019年に発売されたモデルで、その当時はミニドライバーがブームになっていたようです。

特長は、体積が275ccと小さく、シャフトの長さがドライバーとしては短い43.75インチ、短尺です(通常は45インチ程度)。そして、ロフト角は11.5度(オリジナルワンは13.5度のモデルもあり)と大きいです。

ドライバーの打ちやすさとしては、短尺でボールにミートしやすく、ロフト角が大きいことで打ち出し角を高くすることができるのでいいと思います。

でも、体積が小さいことはデメリットとなっていまいます。

 

なぜ、体積が小さいとアマチュアには不利か?

体積が300㏄ほどと言えば、約20年も前のドライバーの体積です。それから現在は、超デカヘッドになって460㏄の時代となっています。もうルール上限です。

なぜデカヘッドになったのか?というと、アマチュアゴルファーの打点が定まらないからです。なかなか芯を食いません。

そこでデカヘッドにして、さらにチタンなど素材の軽量化ができるようになったことで、スイートエリアがものすごく拡大した。広くなったスイートエリアのおかげで、アマチュアのゴルフが易しくなったのです。

今、私たちはデカヘッドの恩恵を受けているのです。

それを考えると、ミニドライバーの体積が小さいことは、昔のクラブよりは性能が良くなったとはいえ、やはり物理的にスイートエリアが狭いことは確かです。

スイートエリアが小さいとミート率が低くなることは、やはり、アマチュアにはおすすめはできないですね。

ミケルソンが大成功を収めたので乗っていきたいところですが、当たり前ですがミート率の高い大ベテランのミケルソンだからこそ使えるミニドライバーなのでしょう。さらに、シチュエーションによって使い分けられる目利きもあるのですから。

ミケルソンはフェアウェイの狭さや、風の向きや強さを見極めて、正確性を出したい時に、この操作性の良いミニドライバーを使用していたと思われます。そして、ここぞ!と飛距離を出したい時には、もう1本の長尺ドライバーを使用していたのでしょう!

それでも、どうしても確かめてみたい!!!と好奇心旺盛なアマチュアゴルファーは、ぜひ試してみてください(*^^*) もしかしたら、ご自分のスイングタイプと意外にマッチするかもしれません。

 

短尺が振りやすいなら、デカヘッドの短尺にすればいい!

でも、短尺の振りやすさがあるのは間違いないです。

だから、体積があって、スイートエリアが広いデカヘッドのドライバーを短尺にすることをおススメしたいのです。

お気に入りのヘッドがあったら、それを短尺にカットしてみるのも一案です。(中古で安いドライバーを購入して試すのもいいでしょう)

チップ側(先)ではなく、バット側(手元)をカットするのがいいでしょう。さらに、重りなどで自分に合ったバランス調整をします。

ゴルフ工房にお願いすることになると思いますが、この時注意するのは、工房の方はチップ側も少しカット(チップカット)してしまうかもしれません。そういうお決まりのようなのですが、私はあまりオススメしません。

チップカットをするとシャフトがかなり硬くなってしまい、それまでのスイングイメージをこわしてしまう危険があります。

いずれにしても、これはアマチュアゴルファーにとって、シャフトを替えるというのは冒険です。でも、探求心があるからこそ、ゴルフが面白いのです!!!