【古都鎌倉散歩、江ノ電のない東側(2)】小町通りその3

古都鎌倉散歩

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小町通り、ちょっと歴史のあるオススメのお店

とんかつ小満ち(こまち)、地元や文化人から愛される店(創業1947年)

こちらも昭和22年に創業の老舗で、小町通りを入ってすぐ左側にあります。

店内も昔と変わりない感じです。鎌倉に住む文化人、芸能人、政治家などなどたくさん訪れたのでしょうね。その同じテーブル、同じ椅子で、今も昔も変わらない揚げたての美味しいとんかつをいただくのです。店が鎌倉の歴史をずっと見守ってきた、そんなとこです。ご飯とキャベツはお代わり自由もうれしい!

■学生時代からの店

学生時代、鎌高(県立鎌倉高校)の先輩が市会議員に出て、そのとき運動員に昼飯を出していたのが、この「とんかつ小満ち」でした。契約した特別食でも、その味は今でも忘れないほど「おいし~」と感じました。数年あけては寄るのですが、親父さんが元気で働く姿を確認するのが楽しみです。数年前寄ったときは、どうも親父さんも私に見覚えがあるらしく気にしていました。地元の人の生活のある店です。

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※とんかつ小満ち、食べログの詳細はこちら。

 

納言志るこ店、丹念に炊き上げたおしるこが人気(創業1953年)

小町通り入り口から最初の曲がり角を右に入った路地にある老舗の甘味処です。昔は知る人ぞ知る店で、静かなお店だったのですが、口コミで広まって今では有名になってしまいました。おしるこ、ぜんざいなどは、毎日約2時間かけて炊き上げる上質の備中大納言のつぶあんを使っています。あんみつやかき氷も人気です。

■今では立ち寄れない店になってしまいました

学生時代、この店の向かいにおばあちゃんが一人でやっている喫茶店があり、そこにたむろしていました。その頃は時折、ぜんざいを食べに寄ったりしていたのですが、30年ほど前ぐらいから有名になり始めたので、昼間、店内に入ると女性ばかりで混雑していて、爺さんが一人で入れる雰囲気ではなくなってしまいました。悔しいので時折、知り合いの女性に”鎌倉を案内する”と言って、一緒に入る程度です。でも落ち着かなくて逃げ出します。残念です…。

このあたりの店舗は、みな地元の人が愛したお店だったので、次第に観光客に追われている気分です。最近では東京からの観光客だけでなく、藤沢や横須賀など近隣の市町村からの女性が増えて、高齢化が進むと共に、奥さんに連れられた私のような爺が増えてきました。地元の生活の匂いが混ざったお店です。

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※納言志るこ店、食べログの詳細はこちら。

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