【天才・トランプ次期アメリカ大統領(1)】グローバル化に歯止め?

トランプ・アメリカ大統領

トランプ次期アメリカ大統領に期待する部分を考えておきましょう。「トランプ氏には他者の立場はない」のですが、アメリカ国内で「虐げられ忘れ去られた国民」にとって救世主になっていることも確かなので、その狙いのあるところを見ておきます。



知性のもたらした格差・差別・侮蔑

メリル・ストリープさんのトランプ批判は、知性にあふれ感動を呼びましたが、矛盾もあります。

❝「侮辱は侮辱を呼びます。暴力は暴力を生みます」❞とする名演説でしたが、これはセレブと言われる人々が、トランプ氏の支持者である「労働者」を見下し侮蔑し続けてきたことが始まりではないのではなかろうか?

元来、俳優は単に芸人です。優れた芸人でも、優れた溶接工でも、どちらが「金になるのか?」だけで「差別の感情と侮蔑の目線」が、「芸人から工場労働者」に向けられてきました。これが今、セレブと言われるメリル・ストリープさんに向けられているのです。元来、その差別は偶然の差で、金になる仕事を出来たのは幸運であるだけです。金になれば「セレブ面して見下せるのか?」と素直に感じます。メリル・ストリープさん個人が見下すようなことをしていなくとも、不公平な配分が生活を苦しめており、社会の中では見下されているのです。

おかしな話で、人はそれぞれ能力が違っているのですが、たまたま現代の社会構造の中で「金になる」かは、単なる「運」です。いま「剣豪」であっても大した金にはならないでしょう。侍の時代では、それが権力者となり金になったこともあるのです。また現代の看護師が、トーナメントプロゴルファーに比べて全く金にならない現実があります。

グローバル経済の終焉

グローバル経済の最も問題となる点は、グローバル企業のほうが国家よりも力を持ちつつあることです。これは国家に対して主権を持っている国民からすると、主権の喪失・・・

【天才・トランプ次期アメリカ大統領(2)】グローバル化に歯止め➡

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