【小池劇場真っ盛り(2)】印象論積み上げの危険性!

日記

IOCバッハ会長との会談をフルオープンにした小池東京都知事の手法について、歓迎する意見が多いようです。一方で大会組織委員会の森会長との会談は記者会見だけと好対照となり、印象として「森ボス」が鮮明になっています。ここは小池劇場の勝利でしょう。

☚【小池劇場真っ盛り(1)】印象論積み上げの危険性!

本当に情報開示されているのか?

(2)必要な情報の開示と、第三者の解説

東京都の見積もりが二転三転するのは、管理不良です。すぐさま見積もり基準を統一して公表し、マスメディアなどの第三者の点検を受けて、実態が分かるようにすべきです。これは基本として都民、国民全体が理解すべきであります。「分らない」は許されないのです。

情報開示が小池知事の都合で行われてはならず、ポイントとなる情報を誰が選ぶのかも重要です。全てのデータ、情報を開示してメディアが収れんする方法もあります。誰にしても国民が関心を持ち、理解する能力を持つことが基礎となるのです。

改革派と政治屋

小池都知事の情報開示が、偏りを見せるのは彼女が必ずしも「改革派」ではないからです。「都民が改革を望んでいるから、改革を訴えて自分の政治生命」としたのです。根っから改革をしたくて政治家になったのは「橋本元大阪府長」でしょう。彼は改革以外政治に興味はない人です。自分の心情として改革したいのです。

小池東京都知事はこれまでの経歴から見て、根っからの改革を心情として政治家をやってきたのではなく、政治家としての政治生命を考えて「改革の世論を引き付けた」「プロの政治家」と言えるのです。彼女自身の心情ではありません。そこが「危うさ」を感じさせます。

東京オリンピックの問題に対しても、世論がどうであれ「改革」を訴えているのであれば、その道筋を明確にして、世論を説得に出るべきですが、彼女は「世論の動向」を見て、マスメディアを利用しています。

したたかなプロの政治屋と見るべきでしょう。この場合「世論がすべてを決めます」。

政治家としての野心

野心を必ずしも悪いとは言いません。小池都知事の目線は、やはり中央政界に向いています。自民党東京都連と対立しても、自民党本部とは事を構えません・・・・・つづく

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