【新型スバル・インプレッサ試乗記(7)】別次元の挙動[7]

スバル

走り出してすぐ、市街地走行に入りすぐに気が付くのが、「全く遊びがない」クイックなハンドルです。突き上げ感があるサスペンション・セッティングは、一昔前のBMWのようで、曲がりくねった狭い道を走る中でも、ロールの少ないフラット感のあるハンドリングです。減速してもノーズダイブが少なく、広い道に出て80kmほどに加速すると・・・・・




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時速30~40kmの街乗りでは…

 

出典:http://www.subaru.jp/impreza/impreza/design/exterior.html

少々、ごつごつと突き上げ感のあるサスペンションセッティングです。タイヤ205/50R17ですが225/40R18仕様もあります。しかし、明らかにオーバースペックです。このような何の変哲もないセダンに乗り心地を犠牲にして付けるタイヤ仕様ではありません。

細かい突き上げを感じているのでタイヤの接地性を疑いがちですが、良く観察しているとタイヤが弾んでいる兆候はなく、段差を踏み越えても修正舵を必要とすることがないのに気づきます。

操舵して車体が曲がっていくのですが、ロールを抑えているようで車が平面を走っていく感覚がします。横Gを感じない程度の操舵でもロールがないのを感じます。よほどロールを気にしているのでしょう。サスペンション・ストロークが小さいように感じます。

出典:http://www.subaru.jp/brand/technology/technology/safety_active.html

スタビライザーをゴムブッシュを介さず直接ボディーに取り付けるなど、少しの遊びも許さない手立てを施しています。それはスバル・グローバル・プラットホームの剛性を生かしきるためです。このスタビライザーのおかげで、コーナリングを行ってもロールが抑えられて、重心もあまり動かないことになり、横Gの激しい動きでなくても、乗り心地の良さを作り出しています。

細い川を渡る橋では段差があるものですが、「ゴツン」と衝撃があり突き上げ感を感じても、ハンドルで修正する必要がありません。川が斜めに渡っていて、段差が斜めになっていても「微動だにしない」と表現をしても良いでしょう。

アイサイトからの警告

出典:http://www.subaru.jp/impreza/impreza/safety/safety2.html

郊外の曲がりくねった細い道で、先が見えないカーブを曲がりながら、対向車がはみ出してくるのを警戒しつつ、自分がはみ出すとブザーが鳴り警告してきます。

どの程度の反応かを確かめるため、中央線にタイヤで少し触れてみるとすぐになります。かなり正確であると感じるのですが、曲がりくねった中央線を少しだけカットするようにはみ出すとなりません。癖を知るのはしばらく乗ってみてからになりそうです。

斜めに通る少しの段差を乗り越えても、修正舵を必要としない運転のしやすい車で、10分もすると慣れてきます。

時速80kmを超えたときの挙動

バイパスに出て速度を上げてみると、60km/hを超えるあたりから、ごつごつとした突き上げ感がなくなってきます。まるで一昔前のBMWですが、さらに繊細な・・・・【新型スバル・インプレッサ試乗記(8)】別次元の挙動[8]➡

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