【豊洲問題から学ぶ(17)】品質保証から政争を排除せよ!

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豊洲問題で専門家会議が始まりましたが、このタイミングで石原元都知事との、やり取りの書面が公表されました。注目は石原元東京都知事に集まっています。

豊洲問題で専門家会議が始まりましたが、このタイミングで石原元都知事との、やり取りの書面が公表されました。注目は石原元東京都知事に集まっています。

☚【豊洲問題から学ぶ(16)】品質保証から政争を排除せよ!

再発防止

再発防止を当面の目標としないのなら、責任の所在の追及は無意味です。この場合、明確に再発防止が果たされることで、原因追及が終わります。それが「誰の責任・!」とやってしまったことで、責任者の名前が飛び交い、何が問題化がぼけてしまったので、手のつけようがありませんいま。石原元東京都知事の名を上げて道義的責任を追及することは、再発防止を出来なくするだけで小池都知事の無知です。

都民の受け狙いか?

「だれの責任か!?」とすると素人受けします。特にマスコミは喜びます。都民は拍手喝さいしますが、問題は残ったままうやむやになります。つまり、また都庁では同じことが繰り返される確率が小さくならないのです。この品質保証の技術的な知識を分っている部下が、小池都知事の基にいないのか、あるいは別の目的で素人受けする方法を取っているのかです。

極めて政治的匂い!?

まずオリンピックの建設費削減について、IOCに主導権を取られた格好になり、小池知事の改革の姿勢が明確に出せなくなってきています。豊洲問題では、東京都職員を敵にしてみたのですが、あまり職員を敵にすると今後の業務に支障が出ますので、落としどころが難しい状況です。この問題は、問題点をあからさまにしても損害がかさんでいくだけです。技術的落としどころも難しい状態で、長引くと批判の対象が小池知事になってしまう情勢です。「誰かを生贄に、幕引きを図り、ほどほどで穏便に済ませたい」ところです。このまま責任者が出てこないと小池知事の立場がない状態です。そこで現在、敵にしたくない東京都職員と都議会議員を除くと、名前の大きい「石原慎太郎元都知事」がちょうどよいのでしょう。そして都庁の根本的システム改革などは、力を食い過ぎて小池都知事にとって利益は少ないのでうやむやにして、選挙戦で「厚化粧の年増」と言われた恨みも晴らすストーリーと見えます。

余りに初歩的な間違いを行っていますので、技術的に東京都知事のスタッフが稚拙とは信じたくないとすれば、政治的すぎるとした方が、大人の受け止めとしては受け入れやすく感じます。

現在、自民主流派の安倍総理とは事を構えず、隠居して力のない石原慎太郎を叩いたほうがメリットが多く、危険が少ないと見ているのでしょう。慎太郎の息子たちはなめられたものです。

【豊洲問題から学ぶ(21)】処分しても終わらない[1]➡
【豊洲問題から学ぶ(19)】皆さん間違いです・!!
【豊洲問題から学ぶ(18)】8人の処分は政争の具?
【豊洲問題から学ぶ(16)】品質保証から政争を排除せよ!
【豊洲問題から学ぶ(14)】どんな不良なのか?
【豊洲問題から学ぶ(12)】社会の縮図[1]
【豊洲問題から学ぶ(9)】「誰が?」ではなく「何が?」です[1]
【豊洲市場問題から学ぶ(6)】投資とマネーゲーム[1]
【豊洲市場問題から学ぶ(5)】石原慎太郎
【豊洲市場問題から学ぶ(2)】水はコンクリートの天敵[1]
【豊洲新市場問題から学ぶ(1)】結論ありきの作文[1]