【豊洲問題から学ぶ(24)】百条委員会、石原元知事を召喚

日記

NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170207/k10010867461000.html
石原元知事ら参考人招致へ 都議会豊洲市場問題特別委
2月7日 13時26分


➡【豊洲問題から学ぶ(23)】百条委員会、石原元知事を召喚

改革の旗印

都知事選から自民党内田都議をターゲットに「ボス」を狙い撃ちにする戦いを私も高く評価してきたのですが、残念なことに「改革」を進めなければならないのは「都庁」そのものであり、それは16万人の都庁職員の組織管理の問題に踏み込まねば解決しないことです。「内田都議をボスとしてのさばらせ」、石原元知事、舛添元知事ら歴代の知事も手を出せなかったのは、いったい何だったのか? その体質を改めなければ、また次の「ボス」を生む下地が温存されてしまいます。パフォーマンスでは問題は解決できないのです。また「内田議員が実際に悪行をしていたのか?」していたとすれば「その事実はなんであったのか?」が判明していません。ですから「東京大改革」とは、なんであるのかは見えてきません。


「改革の旗印」は期待感を抱かせましたが、残念ながら都庁の体質を変えていくのは地道な改善の動きであり、都職員一人一人の「心構え」を正す作業です。責任者のリンチを繰り返すことでは「原因」に届かないのです。

現在、責任があるとして職員らの処分が済みましたが、組織変更、運用変更の動きはニュースになりません。東京都の予算決定の権限を小池都知事に集中しただけです。この権限集中も「この体制で良いのか?」との疑問が湧いてくるのです。

それは、小池都知事は「改革」を旨として自分は突き進むのだとしていますが、都知事はいずれ替わります。人が替わっていっても公正に予算が決められるシステムを作り上げねば、また再発するのです。これは管理技術を知らない素人、あるいは小池知事は自分が権限を握ることが目的となっているのかのどちらかです。後者であればトランプ・アメリカ大統領と同じ誤りです。

独裁システムは禁物

小池支持者には受けが良いでしょうが、小池都知事が独裁のようになることは、現に正しい改革をこなっているとしても、民主的システムの確立でない限り「罪悪」なのです。このことが分らない人は「アスペルガー症候群による自己愛性人格障害」の可能性があるのか、初めから「独裁」を目指す「悪党」です。

トランプ・アメリカ大統領をはじめとして、ヒトラーの再来は全世界の傾向ですが、日本でも同じ傾向にあるのが気になります。行政の長としては、民主主義の確立を目指して、管理技術に忠実に、真に問題解決を目指すことを願ってやみません。

➡【トランプ大統領・金融規制緩和に動く(1)】トランプ政権の本性・格差拡大の方向

【豊洲問題から学ぶ(21)】処分しても終わらない[1]
【豊洲問題から学ぶ(19)】皆さん間違いです・!!
【豊洲問題から学ぶ(18)】8人の処分は政争の具?
【豊洲問題から学ぶ(16)】品質保証から政争を排除せよ!
【豊洲問題から学ぶ(14)】どんな不良なのか?
【豊洲問題から学ぶ(12)】社会の縮図[1]
【豊洲問題から学ぶ(9)】「誰が?」ではなく「何が?」です[1]
【豊洲市場問題から学ぶ(6)】投資とマネーゲーム[1]
【豊洲市場問題から学ぶ(5)】石原慎太郎
【豊洲市場問題から学ぶ(2)】水はコンクリートの天敵[1]
【豊洲新市場問題から学ぶ(1)】結論ありきの作文[1]