【MRJ5度目の延期(2)】ゴールドマン・サックスの商売

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写真出典:http://www.flythemrj.com/

日経ビジネス ONLINE 2017.01.24
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/012300547/
5度目の延期MRJ、大型客船と「誤算」の共通項
初号機2020年半ばに。宮永社長「出来ると思っていた」

産経ニュース 2015.9.30
http://www.sankei.com/premium/news/150928/prm1509280003-n1.html
中国に“籠絡”されたボーイングとエアバス 技術流出覚悟の現地生産は吉か凶か?

☚【MRJ5度目の延期(1)】それぞれのビジネスノウハウ


アコーディア・ゴルフの商売

アコーディア・ゴルフをゴールド・マンサックスが立ち上げ、ここにきて行き詰まりを見せているのと似ています。ゴールドマン・サックスはゴルフ場管理の経験者を集めてアコーディア・ゴルフを作ったのですが、1コースまたは数コースの運営と130コースの運営ノウハウとは「商売が違う」との認識がなく、また「買収」と「運営」のノウハウが違うことに気付いていませんでした。これまで「買収屋」と言える拡大路線と、買収したコースの運営管理とは技術が違うことを、いまだに認識が不十分であるように感じます。

「循環型」と称した現在の中期事業計画を見ても、いまだに「買収拡大」を基本としています。それも一方で世界戦略として進めるべきですが、130のコースの売り上げを10%も上げられればそれで大変な成果となることをよく考えてください。買収屋のノウハウだけでは、ゴルフ場運営会社と呼べないのです。

配下のコースが中・長期に渡って順調に営業利益を出し続けていく施策について認識が不十分です。

「金融商品の開発販売」のノウハウで「130コースのゴルフ場運営商売」を見ているので、MBKパートナーズの再建計画での理解にも心もとなさが出ています。市場の分析から入らない事業計画があるとも考えられませんし、資金のやりくりの施策を運営ノウハウと勘違いしないように。

ある時期、フランチャイズ本部の8割がたが「店舗運営ノウハウがない」のに加盟店募集を続けて、「詐欺商法」の様相を呈していたのと似た構図です。「加盟店募集」のノウハウは「コミションセールスのノウハウ」であり成功する本部が多いのですが、「店舗運営ノウハウ」がないため、加盟店は次々に替わっていきます。本部は加盟金で膨れ上がるのですが、加盟店は殆どがつぶれていく状況で、悪評判が広まり加盟店募集が行き詰まるまで本部は膨れていきます。中には計画倒産で消えてしまう本部もあります。

詐欺ではなくても、悪質さが表面化している例が、この「それぞれのビジネスのノウハウ」が別であることを認識できないことで起きるのです。

ボーイング737、中国で300機を製造納入計画

このニュースを聞いたとき「困ったことをする」と感じました。トランプ大統領は技術についての理解があるのなら、この計画を中止させるべきでしょう。なぜなら、また「世界の工場」として・・・・

MRJ5度目の延期(3)】中国で300機を製造➡

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