【男を黙らせる運転テク(1)】音速の貴公子アイルトン・セナ

アイルトン・セナ

変なタイトルで読み始めた方、ありがとうございます!(^^)! つまり日常の運転に、レーサーの運転が参考になるものなのか?という疑問から書いてみた記事です。

かつてホンダが第2次F1参戦で名門マクラーレンと組んで、世界チャンピオンに君臨していた時代がありました。その時のエース・ドライバーが伝説のレーサーアイルトン・セナでした。残念なことに、彼はイモラサーキットに散っってしまいましたが、「最も速いドライバー」と言われています。それは「予選でのトップタイム」(ポールポジション)を奪取することが多く、本戦ではスターティンググリッドでトップの座を占める(活動期間が10年ほどしかなかったのに対して65回)ことが多かったからです。

参考:【アイルトン・セナ(1)】運命のイモラ・サーキット~マシン開発に優れた才能



音速の貴公子、アイルトン・セナ

セナは、世界最高峰のレースF1の予選で何を考えていたのか?

各車がコースでタイムアタックをする中、ピットでじっとコースに出るタイミングを計っていました。コースではたとえ全力で走っていても、遅い車に阻まれてアタック出来なくなることもあるからです。しかし、セナは他のドライバーと違い、全力でアタックできるタイミングを計ることが出来たのです。コースコンディション、マシンの調子、他車のタイムなど、極めて多数の条件を総合的に組み合わせることが出来た天才でした。

 

【楽天市場】

もちろん、本番のレースでも、出来る限り多くの情報を加味して駆け引きが出来ることが「勝てるレーサー」です。世界で一番速いドライバー、それを古館一郎は「音速の貴公子」と呼んだのです。レースとは関係のない話を喋りまくるアナウンスには、結構迷惑したけどね!

それを念頭に置いといて… 我々が一般道で運転しているとき、やはり「予測運転」がうまいドライバーが、安全に速く走れるドライバーとなります。強引に自分のペースを通すのではなく、他車の走り方を見たり、道路の状況など全ての情報を加味できることが上手な運転といえるでしょう。

 

スーパーマーケットに向けてスタート?

皆さんは家の駐車場から出るとき何を考えているでしょうか? まず車に乗る前に準備をしておく。乗り込んだのなら、すぐにエンジンスタートが出来る状況にしておく。です。

 

エンジンスタート直後、チョークのかかったエンジンを高回転のままにしておくいて、ぐずぐずしている彼氏がいたら付き合うのはやめたほうがいい。これを「愚図男」と呼ぶ。なぜかというと、エンジンはスタート直後から高回転で回すことは避けたほうがいいからだ。最近のクルマはほとんど自動チョークだから、アクセルをほんの少し吹かしてチョークを外すのだ。外せない車も増えたが、その時は直ぐにDレンジにして、そろそろと走り出すことだ。初めは出来るだけスローにして車の各部にオイルが回るのを待つのだ。

そして、駐車場で高回転にしておくのは、ご近所迷惑だ。寒い日にはご近所迷惑を避けスローで走って、各部が温まるのを待つぐらいの車にいたわりを持てない男がいたら、口を利くのを止めよう。彼はメカ音痴かもしれない。男がメカ音痴では先が思いやられる。電球も換えられない男では頼りにならない。

さて、道路に出たらならば、みんなの邪魔にならない程度の速度は出さねばならない。駐車場を出る時から、走り出しの想定はしておくことだ。また、道路を走り始める前にスーパーマーケットへのルートを決めておこう。ルートシミュレーションをしておくのだ。

そして、第一に考えるのは出来るだけ通行の邪魔をしないことだ。つまりは、右折でスーパーに入るルートはできるだけ避けるのだ。多少距離が伸びても、左折でスーパーの駐車場に入ることを選ぶのだ。右折待ちで渋滞を作らない気遣いと、事故をできるだけ減らす安全のためだ。

このように、スーパーに行くのだって考えることはたくさんある。つまりはアイルトン・セナが走行前、走っている時に考えていたのと同じことだ。➡次は、安定して走るコツ:スーパーに行くのだって【男を黙らせる運転テク(2)】江ノ電が作る渋滞「日坂」入り口