MV-22オスプレイなぜそれほど嫌われるのか?(3)

日記

[1]琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-411412.html

オスプレイ墜落 名護東海岸、夜間訓練中 乗員5人、2人けが
2016年12月14日 06:30

[2]琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-412551.html

オスプレイ事故は「最重大級」 米機関が評価、沖縄名護海岸の墜落
2016年12月16日 06:30
[3]防衛省 http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/osprey/pdf/dep_5.pdf

MV-22オスプレイ事故率について
2012年9月19日

☚MV-22オスプレイなぜそれほど嫌われるのか?(2)

何故オスプレイなのか?

事故率でいえば、開発中の事故率は正確には、どこまでを含めるのか決められませんので分りませんが、大きかったはずです。MV-22オスプレイのように垂直離着陸(VTOL)の出来る機体は、人類の夢でした。私の子供のころから開発が始まっているのです。イギリス軍ホーカー・シドレーハリアーなどが実用化されて、ホークランド紛争に参戦しています。アメリカ軍はこれを基にAV8Bハリアーを海兵隊用に開発して現在に至っていますが、これは事故率が高いようです。このジェット戦闘攻撃機として開発された機体も、長い年月をかけてようやく実用化されました。この技術開発で出来上がってきたのが「フライバイワイヤー」の技術で、現在では車の操縦系に応用されて身近なものになっています。それは人間の操縦だけでは垂直離着陸機(VTOL)は実用化できなかったのです。

しかし、ヘリコプターとVTOLでは航続距離、積載量で大差が出て、航続距離がヘリコプターでは限られているので、VTOLで海兵隊の展開能力も大きく違ってきています。沖縄配備は台湾だけでなく尖閣有事の抑止力としては重要です。アメリカから言わせれば、「日本を守っているのに何で反対するんだ!」となって、沖縄の人々が侵略軍としてのアメリカの立場から、逃れたい気持ちをアメリカは理解できないのです。

オスプレイを使った海兵隊の展開能力は、スピードと航続距離において、ヘリコプターとは格が違い軍事的にはオスプレイを配備展開する必要性があるのでしょうが、人権を蹂躙することは許されることではないのです。戦略的重要地点の宿命と国際情勢のために、沖縄の人が虐げられ、人権を蹂躙されても日本は耐え忍ぶ必要があるのですが、その負担を全国で背負っていく手配が急がれています。

そして日米地位協定を抜本的に改正して、アメリカ軍関係者と言えども犯罪・事故に関しては日本の法律で裁けるようにすべきなのです。

今回の事故に関する米軍指揮官のコメントを聞いても、航空機の事故に関する対処技術的には筋の通ったものでも「そこにいるから事故に巻き込まれるのであり、人権侵害の理由にはならない」ことを理解していないようです。

日本国民のわがまま

では全国で米軍、あるいは自衛隊を受け入れねばならないのですが、日本国民全体は「他人事」です。

戦争に巻き込まれたくないとする日本国民の感情は、結果「沖縄に押し付けとけばよい」とする・・・

MV-22オスプレイなぜそれほど嫌われるのか?(4)➡

【トランプ次期アメリカ大統領(4)】日本の安保[1] 
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【置き去りにされた人々(1)】トランプ現象の真実[1]
【トランプ次期アメリカ大統領(16)】政治の私物化[1]
【トランプ次期アメリカ大統領(14)】会議が苦手[1]