ゴルフスイングは「左腕リード」が定説で、誰もがゴルフを覚えるとき、左のリードを教えられてきました。その一方で「飛ばすなら右手で打て」と教える者もいます。いろいろ言われると、ゴルフスイングの基本的な体の使い方なので迷いが出てしまいます。
➡【あ・うんのゴルフ(4スタンス理論)を解釈する(23)】ゴルフは足を使って飛ばせ!その2
「押して飛ばせ」か「引いて飛ばせ」か?
結論から言うと、自分がどちらがやりやすいかで良いのであり、これまで無理にスイングを作り込んできたのは何だったのか?となってしまいます。
つまり、4スタンス理論ゴルフでは
「Aタイプは引っ張ってインパクトしろ」
「Bタイプは押してインパクトしろ」としています。
これは、「Aタイプは肩と膝を引き離す」ように使い、「Bタイプは肩と腰を近づける意識で使え」としています。そのためAタイプは左肩を引き上げるときに力が出るのであり、Bタイプは右肩を押し込むとき力が出ます。
これを確かめるのは簡単です。
腕だけで外にはじくように動かすのが得意なのがAタイプ、腕を中に押し込むように使うと力が出るのがBタイプです。つまり、「左で引っ張って打つのがAタイプです」「右で押して打つのがBタイプ」です。
ジャンボ尾崎はB2タイプですが、「インパクトは右手を押し込むのだよ」と発言してきました。ジャンボが活躍していた当時に4スタンス理論を知っているわけもないのですが、見事に4スタンス理論のとおりになっています。
私もB2ですが、左腕はスイングプレーンをなぞる意識でそこそこ引っ張るように使ってはいますが、右手で押し込むように叩きます。そのバランスが良いと飛距離が伸びます。
その右腕の使い方がミソで、A1・A2・B1などに比べると、腕が腰以下に降りてくるまで待ちに待って、そこで初めて叩きに行くとバランスが良く、スイングプレーンを外れることもなく、フェイス面が乱れることもないようです。
感覚としては、インパクトの瞬間は、胸の前で腕が伸びきった状態から右手を押し込んでいくようです。すると自然にためが出来てヘッドが走り、ヘッドスピードが私の場合で2m/sほど速くなりました。これは私にとって大きな数字です。
もちろんB2タイプの私は、足が伸びきった感覚のあるAタイプのアドレスではなく、膝を柔らかく重心を下げたように感じ、また土踏まずの後ろに感じられるほど重心を後ろ(かかと)にもっていく状態のアドレスです。これは、Bタイプの特徴です。
逆に、Aタイプの人はつま先重心になります。うちの奥さんはA1なので、インパクトの時つま先に力がかかるそうです。
で、気が付いたのですが、階段を上がる時、Aタイプの奥さんはつま先で階段をひっかけるようにして上がっていきます。一方、Bタイプの私はかかと重心なので、足裏全体をステップにちゃんと置いて上がっていかなきゃなりません。
こんな日常の動作にもAタイプ、Bタイプの差が自然と出てしまうのです。
これまでの作り込みスイングを信じるな
これまでのゴルフスイング理論は「Aタイプの成功事例」と言えるものが多く、それを信じてゴルファー揃って努力してきましたので、Bタイプのゴルファーはだいぶ損をしてきた・・・・➡【あ・うんのゴルフ(4スタンス理論)を解釈する(25)】左リードで右手で打て??
☚【あ・うんのゴルフ(4スタンス理論)を解釈する(22)】足を使って飛ばせ!
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