【ゴルフのスロープレーについて解決編(2)】MBKパートナーズの狙い

アコーディア・ゴルフ

アコーディア・ゴルフ(AG)の社員には、他のセミナーのついででしたが、スロープレーについて、データで検証する方法を示しておきました。MBKパートナーズのこれから改善に臨むキーポイントになる項目です。

株式会社アコーディア・ゴルフ株券等(証券コード:2131)に対する 公開買付けの開始に関するお知らせの中で田代裕子AG社長は次のように語っています。

引用出典:http://www.accordiagolf.co.jp/pdf/161129-1.pdf

❝コース混雑の緩和に向けた最新のカートの導入、 混雑の科学的な原因分析及びコース改造等の施策の実施❞

☚【ゴルフのスロープレーについて解決編(1)】

【ゴルフのスロープレーについて(1)】



難しい計算はいらない

ゴルフのスロープレーの問題は「簡単な四則演算」で解決します。これをもったいぶって計算するものがいればそれは「はったり」です。

学生時代、当時松下通信の部長であった唐津一氏の講義を受けていました。その中で「世の中の95%の問題は簡単な四則演算で解決できる」と教わりました。しかし、我々の実務の問題では99%は、簡単な計算で解決できると感じています。それは問題の分解・整理・分類がキーポイントです。統計学を使える人材でも、この過程を出来ない者が多くいます。するとやたら小難しい分析を進めて、迷路に入ってしまいます。

コーポレートガバナンスの問題で、弁護士に「マニュアル」を整備させても、面倒になって社員が行動を起こさなくなるなど組織がマヒすることがあります。それはマニュアルを整備して「従え」と命令すれば責任を果たしたと勘違いしている経営者・管理職に良くみられる「役人根性」と評される現象です。実際に組織を動かす力は別途、組織運用技術が必要なのです。

これと同じように、問題を理解できる力がなく、計算能力だけを持っているのが通常の人材です。それを活用して組織として動かすのが管理職・経営者となるわけです。

ゴルフスロープレーの問題も、少し整理すれば、やることは「営業的技術・社員教育・予約サイトの募集告知」などの整備であることに気付きます。しかし、問題は社員のモチベーションコントロールにあることが難しいところです。組織全体で取り組まざるを得ないので、これまでの管理体制では「バラつき」が激しく「商品にならない」ことを経営者も含めて認識できるのかが問われています。

「詰め込み過ぎ」と「スロープレー」を分けて捉える

(1)「詰め込み過ぎ」については「自覚」があるはずですので、ハーフ2時間10分で計算しないことです。これを「2時間30分」にして・・・・

【ゴルフのスロープレーについて解決編(3)】➡

 【ゴルフのスロープレーについて(1)】
MBKパートナーズとアコーディア・ゴルフのコラボ(1)
【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収・実践編(1)】
【アコーディア・ゴルフのMBKパートナーズによる買収について(1)】