【トランプ大統領にとっての武力攻撃(2)】絶妙のシリア攻撃(どうやって無法者を止めるのか?)

トランプ・アメリカ大統領

つい先日まで米韓合同演習に参加していたカール・ビンソンをまた呼び戻すことを発表したのは、通常ではあり得ないことです。当然に北朝鮮に対するけん制と受け止められているのですが、事態はもっと深刻でありましょう。

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絶妙のシリア攻撃

永年、社会で生きてきた人々であれば、今回のアメリカのシリア攻撃のように「スーパーな方法」をタイミングよく打ち出していける人が「出来る人」と言われていることを知っているでしょう。

ビジネスの世界で生きてきた私も、今回のシリア攻撃は「軍事に関してアメリカは基礎的準備が出来ていて、タイミングを生かした」と評価せざるを得ないのです。

↓↓↓気になる目次抜粋~「残念ながら、誰も助けてくれない」「自分でどうにかするってどうやって」「つまりは力をかしこく使ったもん勝ち」「いつだって戦争はただの人殺しじゃない」「本当にアメリカは日本を助けてくれるの?」etc.

 

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現実のビジネスの世界でも「村上ファンド」のように他者の立場を無視して、実質的乗っ取りを謀る人を、理を説いて止めることは不可能であることを知っているはずです。彼らに責められたのなら、方法を問わず対処しなければ止められないことを基礎に考えるべきでしょう。

シリア攻撃では「アメリカ議会無視」「国際法違反」「国連軽視」などの問題があることも事実です。しかし、化学兵器を使う政権を止めるのに「現実的手法」と見ている人は多いはずです。ロシア内部でも多いはずです。「トランプ政権をあなどるな!」との評価が正解でしょう。

しかし、トランプ大統領自身の理解は、多くの懸案の結びつきを、それほど理解できているはずはありません。彼の言動を見ると大変稚拙な所があり、それほど広く物事の関連性を結び付けて思考しているとは思えません。ここに軍事力による威嚇を背景に外交努力で平和裏に問題を解決していく手腕が、トランプ政権にあるのかが心配になる原因があります。

➡【トランプ大統領 入国制限・入国拒否(1)】アスペルガー症候群の自己愛性?

軍事力行使の手際が良くても、その後の問題解決までも視野に入れていない危険を感じます。軍事力が基礎となるのであっても全体像としては外交努力で解決するのですから。

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