【ドナルド・トランプ大統領の「もう一つの事実」(1)】

トランプ・アメリカ大統領

ショーン・スパイサー報道官が「史上最大の聴衆」とトランプ大統領の就任演説に集まった人々の数について語っていました。ケリーアン・コンウェイ上級顧問が「代替的な事実」と言ってのけて、これを支持しています。トランプ大統領自身は「マスメディアが虚偽のニュースを流す」として非難し続けています。

写真を見れば一目瞭然なのですが、真実を認めようとせず、嘘をついていることも認めません。

これはいかなることなのか?

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もう一つの事実

これは凡人には理解しがたいことですが、アメリカではイギリスの作家ジョージ・オーウェルの小説「1984年」が突然売れ始めたそうです。小説の中で政府が言ったことを事実と違っていても受け入れていく国民の様を画いているそうですが、現在、北朝鮮の国民は政府の発表を信じているのでしょう。韓国、中国などにも感じます。いいえ、この日本でも「権威ある者が言えば真実」として報道されます。現在の政府の方針が真実であるか否かを検証する力が弱まっているのを感じます。


身近では「上司の言っていることを真に受ける人」もいます。それどころか、仲間の中で、力の強い者が言うと、弱い者をいじめにかかる人が大多数です。どこにもある「もう一つの事実」です。宗教でも教団・教祖が言ったことを事実と認めることが信仰であると思っている人もいます。

この心理状況では「強迫観念」があり恐怖から逃れるために事実としてしまうことが知られています。上司にゴマする心理はこれが基本でしょう。無意識に恐怖感がある人がいます。

しかし、トランプ大統領が恐怖心から「もう一つの事実」を言ってしまっているようには見えません。

史上最大の聴衆

写真で見る限り誰でもトランプ大統領就任演説の現場での聴衆が少なかったのは分ります。それを嘘を言っても信用を落とすだけで得にならないのが現実です。でもトランプ大統領の支持者にとっては大統領の「史上最大の聴衆」との言葉がほしいのです。

一般にアスペルガー症候群の人は、関連性の理解に問題があります。この場合、大統領がアスペルガー症候群であるとするなら「最低の聴衆の結果に終わったのはなぜなのか?」と自問しても「自分の言動を多くの国民が支持していないから」と「原因を結び付けて理解できないでいる」ので自分の感覚、希望を事実と言ってしまうのです。これを我々凡人は理解に苦しみます。

身近な例

もっと身近な会話では、ある時、首都高速を走ろうとした時、同乗者に「その時間帯ではそこは激しく混雑するはず」と言うと、「今日は混雑しない」と言う・・・・

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