古都鎌倉って、江ノ電と海が象徴的に語られることが多いですし、テレビ番組でもたくさん採り上げられ、なぜか「あこがれの地」ともなっています。でも、本当は江ノ電が通ってない東側が静かな鎌倉らしい場所なんですよね。
そこで、 【古都鎌倉散歩、江ノ電のない東側】と題して綴っていくことにしました。
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鎌倉駅東口、ちょっと歴史のあるオススメのお店
鎌倉ニュージャーマン駅前本館「かの鎌倉店」(創業1968年)
駅から見て、ロータリーの向こう側にある「かの鎌倉店」。創業は1968(昭和43)年です。それからだいぶ経った、ちょうどバブル期の時に「かまくらカスター」という今は定番のお菓子が人気になり、首都圏に展開するようになりました。あのふわっふわの食感がたまらないですね。ブレイクしたので、後に似たようなお菓子が違うお店からも出ました。本店は、あとでもご紹介するかもしれませんが、雪ノ下というところにあります。お土産にも最適です。
■新興のお菓子屋さん
鎌倉では新興のお菓子屋さんで、発祥の地は二階堂岐れ道にあり、昔の二階堂参道の入口近くにあります。参道は狭い道ですので気付かない人も多いことでしょう。
↓↓↓関所跡の石碑です
「かまくらカスター」がブレークしたときは、ちょっとしたカルチャーショックで、あれほどふわふわとした触感は驚きでした。シフォンケーキの中にクリームを入れたような出来で、食べても食べても物足りない気がしてくるのは、さすがでした。
駅前出店はかなり後のことです。この場所は、駅前立地としては客入りの悪い立地で、ニュージャーマンが入る前は店がよく変わっていました。
蛇足ですが、隣の三菱東京UFJ銀行は、その昔、三菱銀行「預金高日本一の支店」と噂されたところです。鎌倉族の金持ち具合を誰かが自慢したのでしょうか・?
※鎌倉ニュージャーマン駅前本館「かの鎌倉店」、食べログの詳細はこちら。
鎌倉とうきゅう、地元の便利なスーパー(開業1971年)
駅から見て、ロータリーの右側に目をやると、鎌倉とうきゅうの5階建てビルがあります。開業したのは、1971(昭和46)年。
なぜ東急電鉄の沿線ではないのに出店されたのかは、当時の東急の戦略だったからのようです。比較的高所得者層が多いとされる湘南地区をターゲットにしていました。
今でも鎌倉には高級志向の紀伊国屋やユニオンなどがありますが、鎌倉とうきゅうには東急ストアや服飾店はもちろん、100円ショップのダイソーや文教堂なども入り、庶民の便利なスーパーとなっています。手前にスターバックスの入ったグルメビルもあり、観光客にとっても便利です。
■商売の難しい鎌倉
昔、西武デパートが駅前角に出店していたのですが、品ぞろえが少なく振るわなくて撤退してきました。その後、すぐそばに出店したのが「とうきゅう」ですが、やはり品ぞろえは十分ではありません。しかし、大衆路線を行きましたので、意外に繁盛しているようで鎌倉旧市街では唯一の大衆スーパーです。ユニオンなどと比べると、同じ商品が安かったりすることもあり、一般市民には支持されています。中には「下々のスーパー」と見下す人もいます。
私は、駅前に車で行く際、駐車場をよく利用させてもらうので、買い物も良くします。半世紀前、免許を取って以来お気に入りの二の鳥居前の駐車場がコンビニになってしまったので、今でも鎌倉駅に車で寄るときはいつも利用しています。
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