2017年2月、テレビ朝日「世界ラリー応援宣言・地球の走り方」(深夜放送)が始まりました。そしてその直後、18年ぶりに世界ラリー選手権(WRC)に参戦したトヨタが、スウェーデンラリーで優勝したのを知っていますか? 今、ラリーが再び日本でブームになりそうな予感? でも「ラリー」っていったい何?という人は、ちょっと知恵をつけて楽しんでみましょう。
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車(マシン)の性能とドライバーの腕の共演
今年の世界ラリー選手権、トヨタのチーム代表トミ・マキネンは、
『モンテカルロでは、マシンのパフォーマンスよりドライバーの経験が必要だ』
と語っているように、マシンのパフォーマンスを基礎としてドライバーがいかにその性能を出し切るのかで、全体のパフォーマンスが決まってくるのがラリーです。
↓↓↓右側がトミ・マキネン。WRCのレジェンド・ドライバー。マツコも特別TV番組「夜の巷を徘徊する」でトミ・マキネンが登場したとき、”昔テレビで見ていた”と言っていました。
トミ・マキネン、トヨタ WRC 優勝 「忘れ難き特別な日」 https://t.co/bB1ZJpPFdV #WRC #WRCjp #Toyota
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マキネンはWRCで多くの日本車をドライブしたドライバーとしても知られています。 1991年からマツダ、日産、三菱、スバルと日本のワークスチームで活躍。日本で最もその名を知られ、 一番人気のあるWRCドライバーと言っても過言ではありません。
引用:http://toyotagazooracing.com/pages/app/TMRxGR/about/ ※トミ・マキネンの輝かしいレースプロフィールを見ることができますよ!
今年、トヨタは初戦モンテカルロ・ラリー「2位」、第2戦スウェーデン・ラリー「優勝」と快進撃です。でもこれは珍しいことで、マキネンも当初から「今年はデータ集めだ」としていたのでうれしい誤算でしょう。
マシン、トヨタ・ヤリスの性能
普通はコースごとのセッティングデータを集めないと、そのマシンの性能を発揮させることが出来ないので、初年度はなかなか勝てないものです。
それがいきなりこの成績であることは、「トヨタ・ヤリス(国内ヴィッツ)WRC仕様」がとても適応能力が広いことを物語っています。
WRCスウェーデン:復帰2戦目のトヨタが見事優勝!https://t.co/uzaqUitLp3#WRC #WRCjp #Toyota #toyotagazooracing #RallySweden pic.twitter.com/hkEBbmDhTI
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ドライバーの腕
さらに、マシンのポテンシャルをよく理解して、弱点をカバーし、長所をフルに発揮させることが出来るヤリーマティ・ラトバラのようなドライバーがいたということが、今回の初戦モンテカルロ・ラリー「2位」、第2戦スウェーデン・ラリー「優勝」という快挙を呼んだのです。
ヤリ-マティ・ラトバラ 「トヨタのスピリットが僕を押し上げてくれた」 https://t.co/HRnSstnbcj #WRC #WRCjp #Toyota
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F1マシンとの違い
F1はご存知のように、モータースポーツの最高峰、レース専用車の頂点にあります。
一方、ラリー車は現在は市販車の量産規定も多いカテゴリーが主体で、ドライバーにとってより量産車に近く、身近な存在です。ラリーでの成績が、そのまま市販車の性能と言える程度が大きいのです。
次に、レースの時間が違いますね。
F1は短時間レースで、何よりスピードの勝負で、耐久性はギリギリの範囲でよりスピードの方を追及しています。
ラリーは、何日にも及ぶ長時間レースで、コースもラフロード中心です。耐久性が何より求められることになります。車(マシン)はメーカー市販車の耐久性と走行性能を現しており、消費者がどの車を買うか?の判断にも影響を与えようとするのが本来の目的です。
※WRCのコースには、ターマック(舗装路)、グラベル(未舗装路)、スノー(雪上)といろいろあります。2015年WRCでは、13戦のうち8戦がグラベル、つまりラフロードでした。まさに、車の耐久性を見るのにいいレースです。
トヨタに使用されているマシン・ヤリスは、国内市販車のヴィッツです。F1より身近な車のはずです。
なので、大いにラリーに注目して見てみましょう。まだまだ、続きます!➡ラリーカーの運転と市販車
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