【BMW7シリーズ(4)】A I の最先端、しかし・!

BMW

「A I まっしぐら」とも思える最先端の「運転支援装置」を備えた「最高級セダン」ですが、実際は燃費向上の最先端を、トヨタのハイブリッド車から取り戻すべく、突き進んでいる「ドイツの★」です。

【BMW7シリーズ(3)A I の最先端、しかし・!

A I エアサスペンション

エアサスペンションの歴史は古いのですが、これに4輪駆動を加え、前方のカメラ、ワイパーなどの情報を統合して、路面状態を把握して、最適なサスペンション制御を行うとしています。カメラによる前方の路面情報がこれほど信頼性が上がってきたことに驚きますが、これらの最先端情報処理の信頼性については、若干の疑問符を付けておいた方が良いのでしょう。どちらにしても運転手には何が起こっているのか感知する必要もなく、また感知できるものではないでしょう。システムエラーについてもっと突っ込んだ議論が必要なシステムです。

このエアサスペンションは、135mmほど車高調整が出来き、スポーツモードで10mmほど車高が下がり、時速35km以下では、20mmほど上げるようです。これをカメラで前方路面の情報を得て、4輪制御で乗り心地を変えるようです。

 

新型BMW7シリーズ車種構成

基本構成は740iと750i で、xDrive(4輪駆動)があり、740e・730dがあって今後760iやMスポーツなどが投入されるようです。

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出典:http://www.bmw.co.jp/ja/all-models/7-series/sedan/2015/edrive.html

740eはプラグイン・ハイブリッドでシステム馬力は326で、EVモーで40km走れるようです。またEVモードで最高速度120km/hに達するそうです。730dはターボ・ディーゼルエンジンで265psを発生、省燃費性能が高いのですが、このクラスのユーザーが燃費を気にするはずもなく、ステイタスとして燃費を気にしているのでしょう。

またxDriveは4WSと組み合わされてL仕様のロングホイルベースでも旋回性能を確保しようとしているようです。4WSについては昔いくつかの試みがあったのですが、現在は廃れたようです。

BMWの4WSでは60km以下では反対方向に後輪を最高3度まで操作するそうで、街中での旋回性能を上げています。80km以上になると同方向に切り、レーン変更がしやすい動きです。

BMW7シリーズのエンジン

エンジンにBMWは絶対の自信を持っています。本社屋は4つの円筒形を合わせたデザインで、4気筒エンジンを示して「シルキー・フォー」と呼ばれた・・・・・つづく

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