【MBKパートナーズによるアコーディア・ゴルフのTOBによる買収で目指すところ(2)】

アコーディア・ゴルフ

このMBKパートナーズによるアコーディア・ゴルフのTOBによる買収が意味するところ」を認識しておく必要を感じています。発表内容は極めて正当でありますが、これまでの方針とは、あまりにも相反するので、信頼しきれないのが本心です。

【MBKパートナーズによるアコーディア・ゴルフのTOBによる買収で目指すところ(1)】

正当で当たり前の内容

アコーディア・ゴルフ(AG)が創業以来16年がたち、これまで幾度となく指摘されてきた内容ですが、自社株買いを行うまで、つまり鎌田元社長の時までは、決して反省しなかった点について、方向転換するというわけです。発表された方針は、真にまともで歓迎されるべきですが、反省の言葉がありません。

そこで疑問が湧いてくるのは、

  • なぜ?今、方針転換するのか?
  • なぜ?今まで反省できなかったのか?
  • これまでの責任はどうするのか?
  • 本当に方針転換し実現できるのか?

発表された方針がまともであるだけに、これまでの反省と責任の所在を明確にしなくてよいのか、疑問です。それは、実施するときに、これまでのやり方と決別しなければならないのであり、反省なくしては実現は難しいのです。



現状のアコーディア・ゴルフ各コース

予約サイトの口コミ評価では「惨憺たる状況」が見て取れます。当サイトでも「ゴルフ場評価」(【MBKパートナーズによるアコーディア・ゴルフのTOBによる買収で目指すところ(3)】にこれまでの「一覧表」を添付)を進めていますが、その結果は各コース共通で①「管理不十分」②「管理をする気がない」③「バラつきが激しく管理になっていない」④「口コミのコメントに対して応答する気もない」などです。

設計上は良いコースであっても、その後のメンテナンスで「商品価値」を落としており、値下げ以外では今後、集客が難しくなって行くのが目に見えています。習志野カントリークラブの情勢を見れば、名門と言われたコースを「貶めてしまった」と言えるほどで、トロフィアに衣替えしても、その評判を取り戻すことは大変困難です。このように「客商売」を無視してしまい、信用をここまで落としている現状を本当に認識できているのか疑問に感じます。

現状を口コミで見る限りでは、改善の方向は動き出しておらず、また設備投資から入るにしても、どこからどのように手を付けるべきなのか?トロフィアの事例で設備投資だけでは取り戻せないことは分り切ったことであり、ソフトのノウハウを含めて改善することが必要です。これをどのようにして積み上げていくのか? 私の立場でも暗たんとした気持ちにさせられます。いや、むしろ当事者の経営者、社員のほうが、まだ意味も分からず気楽なのでしょう。

予約サイト口コミ評価の分析

予約サイトの評価を分析してみてください。苦情のコメント一つずつを読むと、どのような管理ミスなのか?どうすれば再発防止が出来るのか?など、通常は直ぐに分らなければなりません。しかし、それにはこれまで管理システムが考え抜かれて構築され・・・・

【MBKパートナーズによるアコーディア・ゴルフのTOBによる買収で目指すところ(3)】

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