【あ・うん(4スタンス理論)のゴルフを解釈する】で「月いちゴルファーに何が分る・!」と知り合いのレッスンプロからおしかりを受けているので、前提として社会常識の基礎をお話ししなければならないようです。
➡【あ・うんのゴルフ(4スタンス理論)の理論組み立て(3)】解説編[2]
ゴルフスイング論は、立派な論理体系
レッスンプロの中にはマナー教育を含めてレッスンしている人もいます。ゴルフの中にはマナーも含まれるとしてレッスンカリキュラムに取り込んでいるのです。この人たちには「理論体系」が理解できる可能性があります。物事はどのような概念で捉えるのか?が鍵なのです。
ゴルフを単にプレーがうまいというだけで捉えずに、マナーも含めてゴルフの概念としている人たちが本当のゴルファーです。当たり前と言えば当たり前なのですが、例えばトランプ大統領なら「ゴルフが上手」の概念の中に、マナーや振る舞いまで含まれると言うことが理解できない可能性があります。
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特に、「月いちゴルファー」すなわちアベレージゴルファーと言われる人には「ゴルフスイング論が分るはずがない」と言っているプロゴルファーは、「ゴルフが分らない」のです。
テストドライバーの職人芸(例えばクルマでのはなし)
トヨタ自動車の豊田章男社長は若いころ、自社のテストドライバーに「車のことを分らずに上からとやかく言われたくない」と言われました。衝撃だったでしょうね。だけど、そのテストドライバーに師事して、現在ではトヨタの上級テストドライバー(マスタードライバー)に登録される存在であるそうです。確かに腕前はかなりのもののようです。
自らテストドライバーを務めるトヨタ社長は、類まれな経営者である…著名人を乗せ自ら運転 https://t.co/QDbo2V45U4 pic.twitter.com/nz7Gol39gF
— Business Journal/ビジネスジャーナル (@biz_journal) June 11, 2017
だけど、クルマっていうのはテストドライバーが知っている以上の存在です。テストドライバーの視野にある車の世界と、お客様の視野にある車の世界は大違いのはずです。また、多種少量生産、これからのIoT時代の営業の在り方やAIの自動運転などを含めると、その姿は多岐にわたっていて、とてもテストドライバーという視野だけでは分るはずもないでしょう。
だから、経営者(章男社長?)がテストドライバーの視野だけからの車への理解であったとき、トヨタは消滅してしまうでしょう。つまり、テストドライバーは職人芸であり、論理とは違うということです。
つまり、理論体系を理解できなければ、これからのIoTの流れにはトヨタは乗れないことになります。自動運転の社会においての車も理解できないことになるでしょう。”理論体系”っていうのは、それほど基礎となる普遍的概念をとらえていなければならず職人芸では対応不可能なのです。
だから、私は「4スタンス理論」をまとめたことをすごいと思うのです。だって、これまではだれか強いプロのスイングをマネしながら試行錯誤していたのが、みんなが自分の体に合ったゴルフスイングを身につけられる可能性が高まったからです。
↓↓↓これが私が推奨する廣戸先生がまとめた4スタンス理論のゴルフに特化した本。いまいちゴルフスイングに悩んでいるゴルファーへ。
これが、「理論体系」というものです。
だから、ゴルフスイング理論もPGAプロのような職人芸だけは認識できない世界なのでしょう。プロはプロですが「ゴルフプレーのプロ」と「論理体系のプロ」とは別であり、それを俯瞰して認められないことがゴルフが普及しないことの理由の最大のものでありましょう。
4スタンス理論はだれかの成功事例じゃなく、だれにでも合う!
アーニー・エルスなど世界的なプロを教えたデビッド・レッドベターの「ザ・アスレチックスイング」は成功事例です。つまり、エルスなどの成功した人がいたから認められたレッスン書です。私は4スタンス理論を知る前の25年前、一生懸命読んだものです。けれどしっくりきまっせんでした。
だけど、「4スタンス理論」は万人にあてはまるレッスン書なのです。
だからプロ!文句言う前にそれを分かっていってください! お願いします!
「理論」とは何か?しっかりと基礎知識を身に付けてないと、話が通じません。
ということで、ブログで抗議をいたしました。興味を持って読んでいただいた方、ありがとうございますm(__)m!
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