【トランプ新アメリカ大統領(1)】拷問承認?

トランプ・アメリカ大統領

次々と行動を起こしているトランプ新アメリカ大統領ですが、このほどイラク戦争で捕虜を水攻めなどで拷問することを「各情報機関の長の判断に任せる」として承認するようです。

オバマ大統領が禁止したのですが、解除する理由が「水攻めは有効である」とする情報機関の見解だけでした。

日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H2A_W7A120C1EAF000/
トランプ氏、水責め尋問の復活検討 テロ容疑者らに
2017/1/26 10:17


人道的判断

「人道的判断」とは政治の世界でもよく使われる言葉です。難民救済が代表的事案でしょう。自国の利益に照らして受け入れがたいものでも「人道的判断」で対処することです。EUでシリア難民を受け入れてきたのは、アサド政権の人権侵害に対抗する意味でもあり、「人道的見地で見過ごすことが出来ない」として自国民に理解を求めてきたのでした。しかし、流入する難民の数は多く、費用も当然ながら税金であり、自国民に犠牲を求めて生活環境なども整えようとしてきました。それをトランプ新アメリカ大統領は「間違いだ」と切り捨てています。

トランプ新アメリカ大統領には、こうした人権を尊重して「分け合う」思想はなく、「自分だけが良ければよい」との価値観しか認識できません。世界の人々は、このトランプ新アメリカ大統領の脳機能を理解して「大統領になれば変わる」としてきた予測を捨てなければなりません。

「人道的見地」などはトランプ新アメリカ大統領は認識できないのです。当然にアメリカに敵対するテロリストにも人権があるなどとした「知性」は認識できず、「拷問」を禁止する理由が「人道的見地」からであるなど「無用の知性」と無意識になってしまうのです。

もっと見方を変えれば、「テロリストの立場、権利、気持ちに配慮する、思いやりを示すこと」の意味合いが理解不能なのです。「人道的」との概念の前で「たたずんでしまっている」のでしょう。他人の立場、心情を理解することは、人間関係構築の上では欠かせないものですが、自分に役立つ者を周りに集めることが出来れば生きていけるわけです。「他人を利用できるもの」としか認識できない心理を正常な人は理解できません。人懐こく振る舞う人が、自分の立場を理解していないなど予想できないのです。

トランプ新アメリカ大統領の視野

トランプ新アメリカ大統領には「普遍的価値」が認識できません。そのためビジネスの駆け引きにおいては有利になりえるのでしょう。・・・・・

【トランプ新アメリカ大統領(2)】拷問承認?➡

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